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18歳MF木下桃香にも期待…1年ぶり公式戦臨むなでしこ、高倉監督「東京五輪に向けて最強のチームを」

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なでしこジャパンを率いる高倉麻子監督

 約1年ぶりの公式戦となる。東京五輪まで4か月を切った状況で迎える、大事な活動。8日にパラグアイ女子代表、11日にパナマ女子代表と対戦するなでしこジャパン(日本女子代表)の高倉麻子監督が1日、オンラインの取材に応じて意気込みを語った。

 なでしこジャパンが最後に公式戦を行ったのは20年3月。米国で開催された「2020 SheBelieves Cup」に出場。スペイン、イングランド、アメリカと世界の強豪と対戦し、3連敗で大会を終えた。その後、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、活動が見送られてきた。20年10月、約7か月振りに活動を再開すると、翌11月にも合宿を行い、今活動の直前となる21年3月には鹿児島でトレーニングキャンプを行ってきた。

「選手がサッカーをできる喜びを、より一層強く持った印象がある中で、若い選手が躍動し、ベテランの選手を含め、チームにパワーを還元してくれた。素晴らしいキャンプが鹿児島の霧島市の方々のご尽力があってできました」

 そして、8日にパラグアイ、11日にパナマと国際親善試合を行う。鹿児島キャンプに参加した国内組のメンバーが多く選出される中、今回は海外組も招集。主軸となるDF熊谷紗希(オリンピック・リヨン)こそ、「フランスに戻った際に5日以上の隔離がある場合はチームに拒否権があり、今は難しいと言われたため」(高倉監督)に招集外になったが、FW岩渕真奈(アストン・ビラ)、FW田中美南(バイヤー・レバークーゼン)、FW籾木結花(OLレインFC)、MF長谷川唯(ACミラン)、MF林穂之香(AIKフットボール)、DF宝田沙織(ワシントン・スピリッツ)と6人の海外組が名を連ねた。

「メンバー25人を選び、東京五輪に向けて最強のチームを作るために選んだ選手。技術的なこと、スピード、パワー、サッカーの理解力であったり、それを自己表現できる力を含めて、総合的にメンバーを選んだ。今回は海外組も呼べるが、様々な方々にご尽力いただいて、可能になったこと。頂いた時間を大事に、選手とともに試合を重ねていきたい」

 また、03年3月2日生まれの18歳MF木下桃香(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が、初招集された鹿児島合宿から続いて選出された。指揮官も「木下は非常にプレーがなめらか。技術、判断、周りとの連係のスムーズさを含めて、高いポテンシャルを感じたし、攻撃のアクセントをつけられる選手。若い選手なので臆することなくチャレンジしてほしい」と期待を寄せる。

 FIFAランク10位の日本に対し、パラグアイは47位、パナマ59位となるが、「簡単に勝てる試合は一つもない」と気を引き締める。「とにかく全力で今持っているものをすべてグラウンドで出したいと思うし、選手が躍動する姿、またレベルアップしたなでしこを皆さんにご覧頂きたいと思う」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)

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