宮市亮はブンデスリーガ2部ザンクト・パウリとの契約は今夏まで。去就が決まっていない中、ティモ・シュルツ監督は「リョウの大ファン」であることを明かし、同選手との契約延長を望んでいる様子をほのめかした。

　昨年6月に最後の公式戦に出場し、そこから長期離脱が続いていた宮市は先月半ばからチーム練習に参加。コンディションを上げ、ここ数日間は全メニューも消化しているようだ。そして、早ければ今月末あたりにピッチに立つかもしれないことが分かった。

　シュルツ監督は9日に行われる第28節エルツゲビルゲ・アウエ戦に向けたリモート会見で「リョウは順調だよ」と明かしつつ、「10日間チーム練習を消化した時点でどうなのか様子を見なければならない。所々違和感があるだろう」と指摘。「試合でピッチに送り込む前に練習で11対11のゲームに参加してほしいね」と紅白戦で試合勘を取り戻す必要性を語った。

　続けて「リョウをピッチに送り込みたい」とも話す同監督はその理由について「あれほど長く苦しんだプレーヤーとともに喜びたいから、それに我々にとって競技面においても大きな価値を持ち得るからだ」と説明。さらに「私はリョウの大ファンだ。何年も前から、観客としてもずっとそうだ」と同クラブの下部組織でコーチを務めていたころから宮市を応援してきたことを告白した。

　なお前半戦を15位に終えたザンクト・パウリは後半戦に入ってからは7勝1分け2敗と2部トップの成績で現在8位に位置。そんな好調なチームで、25日の第31節グロイター・フュルト戦あたりから宮市がプレーする姿が見られるかもしれない。

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