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[関東]早稲田は途中出場MF西堂がV弾!明治とともに開幕2連勝:第2節

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早稲田大が開幕2連勝を飾った

 JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦1部の第2節が10日と11日に行われた。早稲田大筑波大に1-0で勝利。後半15分に決まったMF西堂久俊(3年=市立船橋高)のゴールが決勝点になった。

「交代選手に西堂のような選手がいたのと、いなかったのとの差でしたね」。筑波大の小井土正亮監督が嘆いたように、早稲田がゲームプランで上回った。

「前期の山場」と踏んで筑波戦に臨んでいた早稲田の外池大亮監督は、後半により圧力をかけようと西堂のベンチスタートを選択。そして0-0で折り返した後半から予定通り西堂を入れて、得点を奪いに行った。

 すると後半15分、左サイドをドリブルで抜け出した西堂は、やや窮屈な角度だったが、思い切って左足を振り抜く。「周りに誰もいなかったし、(加藤)拓己も『打て』と言っていたので、GKに当たって入ればいいなというくらいの気持ちで振り抜きました」。ボールはGK櫻庭立樹(4年=札幌U-18)の股を抜けてゴールに吸い込まれていった。

 このゴールが決勝点になり、早稲田は開幕2連勝を飾った。西堂について、「自分の仕事をしっかりと果たしてくれた」と称えた外池監督。「ゲーム自体もこの1週間の積み上げで開幕戦から大きく改善されていた。逞しくなったなと思います」とチームの成長に目を細めた。

 なお今節より追加登録されたMF安斎颯馬(1年=青森山田高)がベンチ入り。しかし最後まで出番はなく、デビューはお預けとなった。ただ外池監督は「十分に可能性がある選手だと思っている」と評価を語る。スーパールーキーの次節・早慶戦でのデビューを期待したいところだ。

 また開幕戦で流通経済大に勝利した明治大は、拓殖大に2-1で勝利。後半9分にMF山中麗央(4年=市立長野高)に先制弾を許したが、同15分にFW佐藤恵允(2年=実践学園高)のアシストからDF櫻井風我(3年=日大藤沢高)が右足で決めて同点。

 そして後半31分にMF木村卓斗(3年=横浜FMユース)のクロスをFW太田龍之介(2年=岡山U-18)が2試合連続となるヘディングで決めて逆転に成功。早稲田とともに開幕2連勝を決めた。一方の拓殖大は唯一の開幕連敗スタートとなった。

 来週は各地で天皇杯予選が行われるためにリーグ戦はお休み。次節第3節は4月25日に行われる。

【第2節】
(4月10日)
[AGFフィールド]
桐蔭横浜大 3-4 駒澤大
[桐]寺沼星文(15分)、山内日向汰(31分)、圓道将良(59分)
[駒]土信田悠生2(13分、35分)、宮崎鴻(40分)、島崎翔輝(50分)

順天堂大 0-0 慶應義塾大


[流通経済大龍ケ崎フィールド]
早稲田大 1-0 筑波大
[早]西堂久俊(60分)

法政大 0-0 流通経済大


(4月11日)
[相模原ギオンスタジアム]
立正大 2-1 国士舘大
[立]冬至直人(21分)、孫大河(83分)
[国]有田稜(89分)

明治大 2-1 拓殖大
[明]櫻井風我(60分)、太田龍之介(76分)
[拓]山中麗央(54分)
●第95回関東大学L特集

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