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両指揮官が舌戦、スールシャール「ソンが息子だったら…」モウリーニョ「なんてこと言うんだ」

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両指揮官が試合後に舌戦

 プレミアリーグは11日に第30節を行い、マンチェスター・ユナイテッドトッテナムが対戦。ユナイテッドが3ー1で勝利を収めた。試合後、両指揮官が舌戦を繰り広げている。英『BBC』が伝えた。

 今節の好カードとなった一戦は、序盤から激しい戦いとなった。前半33分、ユナイテッドはFWエディンソン・カバーニがゴールネットを揺らす。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により、直前にFWソン・フンミンに対してMFスコット・マクトミネイがファウルをしたと認められ、ノーゴールとなった。

 すると、逆にトッテナムが前半40分に先制。素早いパスワークからソン・フンミンがゴールを決め、1ー0で前半を折り返した。しかし、後半にユナイテッドが地力の差を見せる。立て続けに3得点を奪い、3ー1で逆転勝利を収めた。

 英『BBC』によると、激戦は試合が終わっても続いていた。ユナイテッドの指揮官オーレ・グンナー・スールシャールは、カバーニのゴールがソン・フンミンへのファウルで打ち消されたことに言及。「あれはゴールだ。ソンが私の息子で倒れたまま仲間が手を差し伸べるのを待っていたら、私は息子に食事を与えないだろう。審判は騙された」と厳しく批判した。

 一方、それに対してジョゼ・モウリーニョ監督はスールシャール監督を批判する。「すでにスールシャールとはそのことについて話した。私が別のクラブの選手に対して、息子なら夕食を与えないとか言うだろうか。いや言わない。道徳心を持っていないのだろうか。悲しいことだよ」と直球で問題発言に触れた。

「ソニーはラッキーだよ。彼の父はオーレより優れている。私は父親として、自分の子どもたちを養う覚悟がある。子どもが何をしようが構うことはない」

 ソン・フンミンのプレーに対し、ネットでは人種差別的なコメントが殺到した。トッテナムはその行いを批判し、今後リーグと調査を行う声明を発表。ソン・フンミンの擁護をしている。

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