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城福監督は選手称賛「局面で戦ってくれた」広島が価値あるドロー

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川崎Fと引き分けた広島

[4.18 J1第10節 川崎F1-1広島 等々力]

 サンフレッチェ広島は開幕無敗の首位・川崎Fとの一戦を引き分けに持ち込んだ。アウェーで勝ち点1をもぎ取り、連敗は2でストップ。城福浩監督は「相手よりも気持ちで上回らないと勝ち点は取れないと思っていた。選手は局面局面で戦うというところを90分間やってくれた」と選手たちを評価した。

 川崎F戦では4-4-2の布陣を採用したが、指揮官は「怪我人が多くて、川崎の対策だけではなく、自分たちがやれるメンバーの最大値を考えて選択した」と意図を説明。圧倒された前半は最少失点にとどめたものの、シュートを1本も打てなかった。データサイト『opta』によると、広島がJ1で前半シュート数0本だったのは2015年以降、この試合が初だった。

 相手の激しいプレッシャーに苦戦し、前半はボールをつなげられなかったが、後半は立て直した。城福監督は「奪った後の狙いが急ぎすぎて、すぐに相手にボールを渡してしまった。4-4-2を生かすようなボールの回し方は前半よりも後半、良くなった」と指摘。サイドにも攻撃の起点を作ってフィニッシュまで持ち込むと、貴重な同点ゴールが生まれた。

 0-1で迎えた後半20分、GK大迫敬介のロングキックからFWジュニオール・サントスが個人技で相手DFを振り切ると、決定的なシュートは惜しくも左ポストをヒット。それでも、こぼれ球に反応したMF森島司が押し込んだ。その後も粘り強い守備で追加点を与えず、1-1の引き分けに持ち込んだ。

 守備面については「人をつかむ中で、4-4-2で構えなきゃいけない場面もある。どういう場合にメリハリをつけるかは共有していた。ただ、全体的にはもっと前からいきたかった」と城福監督。昨季は1-5、0-2で2敗した相手と価値あるドロー。大迫は「失点しても我慢強く戦うことで勝ち点を拾えることは、チームとしても確信を得られた。全員で守りながら勝ち点を積み重ねていけたら」と前を向いた。

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