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S・ラモスの去就も示唆か…レアル会長「われわれはとても悪い状況」

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 欧州スーパーリーグ構想で注目を集めるレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が19日、現地のテレビ番組『エル・チリンギート』に出演し、FWキリアン・ムバッペとFWクリスティアーノ・ロナウドの獲得や、主将を務めているDFセルヒオ・ラモスの去就についても言及した。スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 ペレス会長はムバッペに関する質問の冒頭で「スーパーリーグについて話すためにここにいる。8年後に他のことを話す」とはぐらかしつつも、「彼が非常に良い選手なのは真実。マドリーは変化が必要だ」と説明。その後は「ムバッペについて話しているわけではない」「彼とは何年も話をしていない」と再び真意を隠したが、関心は否定しなかった。

 またC・ロナウドについてはより詳細に言及。「彼はユベントスを契約をしていて、戻ってくることはない。私は彼をとても愛していて、彼はわれわれにとても大きなものを与えてくれた」と述べ、復帰の可能性は真っ向から否定した。

 さらにS・ラモスについては「彼を愛しているが、われわれはとても悪い状況にある。われわれは現実的になるべきだ」と厳しく指摘。「ラモスの契約を続けないと言っているわけではない。今季の終わりには考えるし、来季何が起こるか見てみようじゃないか」としつつも、「われわれは多くの選手と話していて、多くの選手が自主的に給与を下げている。ラモスは昨年は受け入れた。今年は違う状況にある」と金銭面のすれ違いがあることを明言した。

 この日はスーパーリーグ構想について熱心に語っていたペレス会長。だが期せずして、クラブの戦力事情についても多くの情報を明かす形となった。

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