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マンUオーナー、欧州SL脱退で謝罪「ファンとの信頼関係を再構築すると約束」

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マンチェスター・ユナイテッドのオーナーが謝罪

 マンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーであるジョエル・グレイザー氏が、欧州スーパーリーグ参加表明に関するサポーターへ向けた書簡を公開した。

 かねてより噂されていたが、ついに18日に創設が発表された欧州スーパーリーグ。レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が主導し、アーセナル、アトレティコ・マドリー、チェルシー、バルセロナ、インテル、ミラン、ユベントス、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナムの12クラブは、今後自分たちで運営する独自の欧州大会を発足すると明かした。

 しかし20日、政府、企業、そして選手と監督から批判の声が相次いだことが引き金となり、プレミアリーグ6クラブが一斉に計画からの脱退を表明。創設発表から2日間で計画は実現困難となった。

 そして21日、欧州スーパーリーグの副会長に就任するなど、計画を主導した1人とされるジョエル・グレイザー氏は、脱退後にサポーターへ向けた書簡を公開。間違いを認め、謝罪を行っている。

「ここ数日間、我々はフットボールが生み出す偉大な情熱と、ファンの皆様がこの偉大なクラブに寄せる深い忠誠心を目の当たりにしました。あなた方は欧州スーパーリーグに反対することを明確にし、我々はそれに耳を傾けました。我々は間違っていましたが、それを正すことができると示したいと思います」

「傷は生々しく、癒えるまで時間がかかることは理解しています。私自身、ファンの皆様との信頼関係を再構築し、皆様が信念を持って伝えてくださったメッセージから学ぶことをお約束します」

「我々は欧州フットボールが長期的にピラミッド全体で持続可能なものになる必要があると考え続けています。しかし、スーパーリーグがそのための正しい方法ではなかったと、十分に受け入れています。欧州フットボールの安定した基盤を作ろうとするあまり、昇格や降格といった伝統に十分な敬意を払わなかったことを反省しています」

「ここは世界で最も偉大なフットボールクラブであり、この数日間に引き起こされた不安について心からお詫び申し上げます。この問題を解決することが重要です。マンチェスター・ユナイテッドには豊かな伝統があり、その偉大な伝統と価値に応える責任を認識しています。また、ファンの皆様が常にクラブの中心にあることから、皆様とより良いコミュニケーションをとる必要があると認識しています。最後に、皆様のご支援がこのクラブを偉大なものにしていることを認識し、感謝の意を表したいと思います」

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