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横浜FMが本拠地ダービー恒例の圧巻ゴールショー!! 最下位・横浜FCから大量5発、新加入FWも投入後40秒で初ゴール

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横浜F・マリノスが5ゴールの圧勝

[4.24 J1第11節 横浜FM5-0横浜FC 日産ス]

 J1リーグは24日、第11節を各地で行い、横浜F・マリノス横浜FCが対戦した。通算2勝2敗の戦績で迎えた3シーズン目の横浜ダービー。過去のホームゲームでは8-1、4-0で勝利していた横浜FMが、またしても5-0での大勝を収めた。

 両チームがともにJ1在籍だった2007年、2020年はいずれもホームチームが勝利している横浜ダービー。ホーム3連勝を狙う横浜FMは前節の札幌戦(○3-1)から先発1人を入れ替え、DFティーラトンが7試合ぶりの先発復帰を果たした。対する横浜FCは前節の仙台戦(△2-2)から4人を変更。就任3戦目の早川知伸監督はGK六反勇治、DF武田英二郎、FW伊藤翔、FWクレーベを起用した。

 最初の決定機は横浜FCだった。前半6分、横浜FMのビルドアップに対して猛然とプレッシャーをかけたMF齋藤功佑がGK高丘陽平の縦パスをカット。跳ね返ったボールはゴールマウスを外れたが、さっそく惜しい場面をつくった。もっとも、齋藤はこのプレーで右足を負傷。MF手塚康平との交代を強いられた。

 その後は横浜FMが一方的に主導権を握り、試合が動いたのは前半28分。ティーラトンの縦パスに抜け出したFWオナイウ阿道がエリア内を駆け上がると、横浜FCのDF袴田裕太郎に倒されてPKを獲得した。キッカーはMFマルコス・ジュニオール。これを落ち着いて決め、マルコスはゴール裏のカメラマンにかめはめ波のパフォーマンスを披露した。

 さらに横浜FMは前半34分、マルコスの右コーナーキックにオナイウが頭で合わせ、このシュートは六反に阻まれたものの、跳ね返りを拾ったFWエウベルはシュートも打てそうな場面だったが、冷静なトラップからゴール前にパス。これを受け取ったオナイウがワンタッチでゴールに蹴り込み、2点のリードを奪った。

 なおも攻め込む横浜FMは前半38分、オナイウの折り返しを受けた前田が左足で決定的なシュート。同アディショナルタイム1分にもDF小池龍太の折り返しを受けたマルコスが狙い、いずれも枠を外れたものの、多くの決定機をつくった。一方の横浜FCは前半の終わり際、MF松尾佑介のクロスが相手に当たってゴール方向に転がったが、高丘の横っ飛びに阻まれた。

 横浜FCは後半開始時、松尾に代わってMFマギーニョを右サイドに入れ、右に入っていたMF小川慶治朗を左サイドへ。すると攻撃が活性化し、後半4分にはDF前嶋洋太のクロスからゴール前に2人が飛び込む惜しいシーンをつくった。

 徐々に勢いを増していく横浜FCだが後半14分、MF瀬古樹のフィードに抜け出した小川のカットインシュートが高丘にセーブされると、直後の右コーナーキックでもファーサイドでボールを受けたクレーべの連続シュートが高丘を崩せない。同21分、伊藤の決定機も相手のブロックに遭い、残り時間が少なくなっていった。

 すると後半23分、横浜FMは右サイドに開いたマルコスからのクロスを受けたオナイウが華麗なターンから右足で決め、ついに3点差。さらに3枚替えを行った直後の同26分、左サイドを崩した攻撃からMF扇原貴宏のクロスを前田が押し込み、4点リードとした。

 後半32分、横浜FMは早くも交代枠を全て使い切り、検疫措置の影響で入国が遅れていたFWレオ・セアラがJ1デビューを果たす。すると同33分、レオ・セアラは左サイドから突破したエウベルからのクロスをエリア内で受けると、ワントラップから左足でシュート。投入からわずか約40秒後、ファーストプレーでJ1初ゴールを奪った。

 試合はそのまま終わり、5-0でタイムアップ。日産スタジアムの横浜ダービーでは通算17得点1失点という圧倒的な強さを見せた横浜FMが3連勝を果たした。一方の横浜FCはこれで開幕11試合未勝利。依然として最下位に沈んでいる。

(取材・文 竹内達也)
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