beacon

R・マドリーが痛恨の足踏み…スコアレスドローで首位追走ならず

このエントリーをはてなブックマークに追加

FWカリム・ベンゼマは無得点に終わった

[4.24 ラ・リーガ第32節 R・マドリー0-0ベティス]

 ラ・リーガは24日、第32節を各地で行い、2位レアル・マドリーと6位ベティスは0-0で引き分けた。両チームの守護神が好セーブ連発し、勝ち点1を分け合う形となった。

 首位のアトレティコ・マドリーを3ポイント差で追うR・マドリーは、前節欠場したMFルカ・モドリッチが2試合ぶりに出場。一方のベティスは、バルセロナのコパ・デル・レイ優勝により、6位まで与えられることになったUEFAヨーロッパリーグの出場権を守るべく、負けられない試合となった。

 前節から中2日で行われた試合は、開始から両チームともに最後列からゲーム組み立てを試みるも、お互いに攻めきれない展開となった。それでも前半25分、FWカリム・ベンゼマが左サイドからカットインし、右足を振り抜く。しかし、このシュートはベティスのGKクラウディオ・ブラーボに難なくセーブされた。

 そのブラーボがチャンスを作る。前半43分、右サイドを駆け上がったDFエメルソンに正確なパントキックを送ると、エメルソンがドリブルで持ち上がりクロス。そのボールにFWボルハ・イグレシアスが飛び込んだが、打ちきることができなかった。

 両チームともにゴール前での堅い守備を発揮し、スコアレスで前半終了。1点が遠い試合展開も、後半開始時のメンバー交代は無かった。

 後半8分、R・マドリーはFWマルコ・アセンシオが強烈なミドルシュートを放つも、ブラーボの正面に。同9分にはFWロドリゴ・ゴエスが右サイドから無回転で狙ったが、クロスバーを叩いた。すると、ベティスも後半12分、自陣PA付近でブラーボからボールを受けたMFディエゴ・ライネスが独走。相手のPA手前までボールを持ち運び左足を振り抜いたが、シュートはゴール左に大きく外れた。

 攻撃の活性化を図りたい両チーム指揮官は、後半14分にこの試合初めての選手交代を施す。R・マドリーは、ロドリゴ・ゴエスに替えてFWビニシウス・ジュニオールを投入。ベティスはMFホアキン・サンチェスを下げてFWアイトール・ルイバルをピッチに送った。

 後半19分にはベティスに決定機。MFセルヒオ・カナレスが右サイドからクロスを送ると、フリーで受けたボルハ・イグレシアスがワントラップ。しかし、その間にGKティボー・クルトワに間合いを詰められ決めきることができなかった。

 R・マドリーはその後、負傷明けのFWエデン・アザールが7試合ぶりの出場。ゴール前でチャンスメイクするもネットを揺らすことはできず、試合は0-0で引き分けた。R・マドリーは首位アトレティコとの勝ち点差が最大5(アトレティコが1試合未消化のため)に広がる痛いドロー。ベティスは暫定で6位をキープした。

●ラ・リーガ2020-21特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP