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[関東Rookie League]西武台は黒星発進も後半に修正。CB永山 「突き詰めながらやっていきたい」

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西武台高の最終ラインを支えたCB永山泰希(左)

[4.24 関東 Rookie League Aリーグ第1節 日大藤沢高 4-1 西武台高 時之栖うさぎ島1]

 西武台高(埼玉)は攻撃面でやや慌て過ぎてしまうなど、日大藤沢高(神奈川)に主導権を握られて後半13分までに4失点。それでも、後半は中盤を経由する形で相手SBの前方に空いていたスペースへボールを動かし、そこからチャンスに繋げるなど修正することができていた。

 後半23分にはMF西村航が左足ボレーを突き刺して追撃ゴール。その後も西村やMF武笠修也らがボールを繋ぎ、パワフルなFW岡響己やゴール前に潜り込むMF治部田元太の動きを交えて反撃した。

 失点が響いて黒星スタートとなったことは残念だが、主将のCB永山泰希は「後半とか改善点とか見つけて、そこからは結構握れたので、ここからの練習でそういうところを突き詰めながらやっていきたい」と前向きだった。

 最終ラインで相手の攻撃を食い止めていた永山は、FC東京U-15むさし出身。「練習会に参加した時の西武台の雰囲気がすごく良くて、あとはルーキーでも西武台は1部に入っていたり環境的にもすごく良いと思って」自宅の隣町に位置している新座市の西武台への進学を決めた。

 キックの質やコーチング、ヘディングの強さを特長とするCBは、「FC東京出身なので、森重(真人)選手のパスの上手さとか渡辺(剛)選手のヘディングの強さとか、そういう2人の良さを自分に取り入れたい。3年間では昌平を倒して全国に行って、そこから日本一に」。西武台で活躍して将来を切り開く意気込みだ。

 日大藤沢戦については、西武台の関根雄太コーチも状況に応じたビルドアップや戦い方を学べた一戦と捉え、力があるという世代の今後の変化に期待。永山も「自分たちもやれないことはないなと。ここから全勝くらいな勢いでいきたい」。まだまだ1年生チームでの練習はわずか。ここから個人として、チームとして成長し、白星を重ねる。 

(取材・文 吉田太郎)
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