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U-18時代、名古屋デビュー戦で味わった屈辱…法政大DF萩野滉大「自分の結果を同期に」

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 2018年3月7日。DF萩野滉大(3年=名古屋U-18)にとっては忘れることのできない日だ。パロマ瑞穂スタジアムで行われたルヴァンカップ第1節の名古屋グランパス対浦和レッズ。若手中心のメンバーで臨んだ名古屋の両サイドバックには当時ユースに所属していた萩野と成瀬竣平が抜擢されていた。

 しかし序盤から劣勢を強いられた名古屋は前半17分までに3失点を喫すると、同31分に萩野の背後に出されたロングパスからFW荻原拓也(現京都)に突破を許す。萩野も懸命に追いかけたが、ぶっちぎられてしまい、シュートをスライディングで止めに行ったが、ディフレクションしてゴールに入るという屈辱を味わった。


 ほとんど経験のなかった右SBでの起用となっていたことを差し引いても、プロとのレベル差に打ちのめされた“プロデビュー戦”。当時の風間八宏監督からも「これがプロだぞ」と戒められたという。自身が前半34分で途中交代となった一方で、同試合で評価を高めトップ昇格を勝ち取り、現在トップチームでレギュラーを掴もうとしている成瀬との対比を考えても、忘れられない経験となっている。


 ただ萩野自身はこの経験があったことで早めに大学進学を決断することができたとも振り返る。だが法政大に進学してみると、想像以上の高いレベルに驚かされた。当時は42年ぶりにインカレを優勝するなど、強豪校へと復活を遂げていた時期。プロデビューを経験していた萩野であってもなかなかトップチームで出場機会を掴むことはできず、継続してベンチ入りが出来るようになったのも3年目の今年からだった。

 ただ2年間は決して無駄ではない。「自分がどう生きていくかを常に考えてきた」という萩野。そこで特長である球際の強さを練習から追及することで、レベルアップに努めてきたという。「3年目は遅いかしれないけど、しっかりと取り戻していきたいです」。

 そしてやはり、名古屋U-18時代の同期、成瀬やDF菅原由勢(AZ)は今でも意識する存在だ。「トップ昇格した人たちには悔しい思いをした。でもそれが今の原動力になっているし、ある意味良かったと思っていて、自分の結果をあいつらに知らせるくらい頑張りたいと思っています」。萩野の逆襲はこれからだ。


(取材・文 児玉幸洋)
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