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久保建英の将来にスペインメディア「不透明」「唯一確実なことは…」

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ヘタフェにレンタル中のMF久保建英

 レアル・マドリーの専門メディア『デフェンサ・セントラル』が7日、ヘタフェに期限付き移籍しているMF久保建英について「来季の久保の動向は不透明。唯一確実なのは、オリンピックに出ることだ」と見出しを打ち、近況をレポートしている。

 久保は今季最初にローン加入したビジャレアルで十分なプレー時間を得られず、冬の移籍市場でヘタフェに再レンタルした。しかし、ここでも状況が大きく変わることはなく、残留争いの重要な一戦だった4月25日のラ・リーガ第32節ウエスカ戦(○2-0)では出番なし。直近のゲームとなる今月2日の第34節ビジャレアル戦(●0-1)もラスト6分からの出場だった。

 同メディアによると、ヘタフェが久保の貸し出しを求めながらも出場機会を与えない現状について、レアルは理解しがたいことだとして腹を立てているという。その一方で、久保が来季レアルに帰還するには、依然としてEU圏外枠の問題が高いハードルとなっている。現在3つの枠はブラジル人3選手で埋まっており、そのうちの1人であるFWビニシウス・ジュニオールのスペイン国籍取得の手続きも進んでいないため、引き続き他クラブへのレンタルが濃厚だ。

 そうした中、先日には来季の新天地としてプレミアリーグが浮上。スペインのクラブへのローンを続けたくないという19歳MFに対し、アーセナルが獲得ターゲットの有力候補としてリストアップしていることが報じられた。

 同メディアは久保のこうした近況を取り上げつつ、「カレンダーもそろそろ終わりに近づいてきた。シーズン終了までの2週間半、彼には2つの課題が待ち受けている。ヘタフェで主役の座を取り戻すこと、それは不確かなことだが、残留を果たすことは共通の目標だ」と指摘している。

 そして「その後、彼は新たなチャレンジを楽しみにしている。差し迫っているのは東京オリンピックであり、彼は日本代表チームでプレーしたいと公言している」と言及。「レアル・マドリーの日本人選手は、クラブでは出場機会がないものの、代表チームでは絶対的な存在となっている」とも表現し、先の見通しが立たない中で唯一の間違いないこととして、母国の晴れ舞台でのプレーを挙げた。

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