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Jリーグ新導入のオンサイト検査、すでに18試合で実施「安心安全な開催につながっている」

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 Jリーグは11日、4月下旬から運用を開始した「オンサイト検査」の実施状況を公表した。期間中に開催されたリーグ戦124試合のうち18試合で実施。チームスタッフ1人の陽性判定を事前に認知し、隔離につなげることができたという。

 オンサイト検査は2週間に1回全クラブに行っている公式検査に加えて、直近の試合日以降に陽性者や発熱者が出たクラブにおいて、選手・スタッフを対象に臨時で抗原定性検査を行うというもの。キックオフ3時間前に検体を採取し、陰性だった選手・スタッフのみが試合エントリー可能となる。陰性判定が得られなかった選手・スタッフはいったん隔離を行い、試合後にPCR検査を受検。陽性判定が出た場合は所定の隔離手続きをとる。

 オンサイト検査の運用が始まった4月20日以降、J1リーグ30試合、J2リーグ55試合、J3リーグ15試合、ルヴァン杯24試合が開催。そのうち陽性者や発熱者が出たクラブが出場するJ1リーグ10試合、J2リーグ5試合、J3リーグ1試合、ルヴァン杯2試合の計18試合でオンサイト検査が行われた。

 対象となった選手は計332人で、チームスタッフは147人。そのうちチームスタッフ1人が陰性判定を得られず、事後のPCR検査で陽性が判明した。Jリーグの担当者は11日に行われたメディアブリーフィングで「安心安全な開催につながっていると言える」と手応えを語った。

 また村井満チェアマンは「昨年とは全く異なる感染力を伴うものなので、『過去には大丈夫だったから』ではなく、こうした機動的な対応をバージョンを変えながらやっていかないといけない」と説明。「相手(ウイルス)も変異を続けているので、予断なく準備を進めていきたい」と今後も対策を続けていく姿勢を示した。

(取材・文 竹内達也)

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