beacon

逆転V狙うバルセロナ、上位キラーのレバンテと痛恨ドロー…次節へ大きな“ダメージ”も負う

このエントリーをはてなブックマークに追加

バルセロナは3-3のドロー

[5.11 ラ・リーガ第36節 レバンテ3-3バルセロナ]

 ラ・リーガ第36節が11日に開催され、3位バルセロナは敵地で14位レバンテと3-3で引き分けた。これで2試合連続のドロー。勝ち点76で暫定2位としたが、翌日以降にゲームを控える首位アトレティコ・マドリー(勝ち点77)、暫定3位レアル・マドリー(勝ち点75)にプレッシャーをかけることはできなかった。

 バルセロナのロナルド・クーマン監督は2試合のベンチ入り停止処分が明け、今節から復帰。8日の第35節アトレティコ戦(△0-0)からスタメン2人を変更し、3バックの右をDFオスカル・ミンゲサからDFロナルド・アラウホ、右ウイングバックをDFセルジーニョ・デストからFWウスマン・デンベレに代えた。

 今季アウェー戦でアトレティコとレアルを破っているレバンテを相手に序盤は攻めあぐねたバルセロナだったが、前半25分にエースのスーパープレーでこじ開ける。左サイドのDFジョルディ・アルバがクロスを送り、ニアのDFホルヘ・ミラモンに当たってファーへ飛ぶと、フリーで待っていたのはFWリオネル・メッシ。体を倒しながら左足のボレーでゴール右下に決め、得点ランキング首位を独走する今季29ゴール目を記録した。

 さらに前半34分、自陣の右サイドでインターセプトしたデンベレがメッシに預けて猛然と駆け上がり、PA内右でスルーパスを受ける。GKアイトール・フェルナンデスを引き付けた上でマイナスに折り返し、最後はMFペドリが左足で押し込んだ。

 バルセロナは2-0で前半を終えると、アラウホにアクシデントがあったとみられ、ハーフタイム明けから同じ3バックの右としてDFセルジ・ロベルトを投入。ところが後半12分、そのS・ロベルトがレバンテMFゴンサロ・メレロに競り負け、ヘディングで1点を返される。

 後半15分には自陣でのビルドアップでメッシにバックパスのミスがあり、レバンテFWロヘル・マルティとのワンツーからFWホセ・ルイス・モラレスに左足のダイレクトシュートを叩き込まれた。

 2点のリードを追いつかれたバルセロナだったが、後半19分にデンベレがチームを救う。メッシの縦パスをFWアントワーヌ・グリーズマンが収め切れず、ミラモンに触られてボールがPA内右へ。フリーで拾ったデンベレが右足でゴール左へ強烈なシュートを突き刺し、3-2とした。

 しかし、試合はこのまま終わらない。今節までリーガ全試合に出場していたMFフレンキー・デ・ヨングが後半32分にイエローカードを受け、16日の次節セルタ戦は累積警告で出場停止となる。すると同38分、折り返しからFWセルヒオ・レオンに決められ、痛恨の同点弾を献上。3-3でタイムアップの笛が鳴り、バルセロナは次節に向けて痛手を負ってのドローとなった。

●ラ・リーガ2020-21特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP