beacon

伊東純也は人々をスタジアムに引き寄せる存在…絶賛するヘンク監督、背番号7の去就に言及

このエントリーをはてなブックマークに追加

ヘンクのFW伊東純也

 ヘンクを率いるヨン・ファン・デン・ブロム監督が日本代表FW伊東純也に言及。右ウインガーを称賛し、「ここに残ると思う」と、残留に楽観的な姿勢をのぞかせている。

 2019年1月に柏レイソルからレンタルでヘンク入りした伊東は昨年、2023年までの契約を締結して完全移籍に移行した。今季レギュラーシーズンでリーグ戦32試合に出場して10ゴール12アシストを記録すると、先月末のベルギーカップのファイナルでの得点などでトロフィー獲得に貢献。優勝プレーオフ第4節を消化した時点で1ゴール3アシストをマークするなど、充実のシーズンを過ごしている。

 ベルギー『sporza』によれば、ファン・デン・ブロム監督は伊東について、「ここまでプレーしたプレーオフでの4試合に限らず、とても上手くやっている」と満足感を強調。さらに、「私はイトウがピッチ上やトレーニングで示す楽しさから最高のフィーリングを得ている。彼は幸せそうだし、自由に感じ、我々にとって決定的な存在。こういったプレーヤーを見るためにこそスタジアムに行くものだよ」と絶賛した。

 一方で、伊東は28歳という年齢もあり、最近では今夏のステップアップの可能性も報道されている。現地メディアによると、現在プレーオフでも首位を走るクラブ・ブルージュが獲得を狙っているようで、これに対してヘンクは移籍金を1000万ユーロ(約13億3000万円)に設定したことを伝えたと報じられたところだ。

 だが、ファン・デン・ブロム監督は以下のように語っている。

「私は彼がここに残ると思う。彼とコミュニケーションをとるのは難しいが、彼を見ればここで幸せなのが分かる」

 なお、『Walfoot』では「国外からの興味に不足がない」伊東の移籍の回避は、ディミトリ・デ・コンデTD(テクニカル・ディレクター)らヘンク幹部にとっての「今夏の最大のチャレンジとなるかもしれない」と表現。現行契約を2年残す同選手に対し、「少なくともあともう1シーズン残すために」より好条件の新契約を用意するとしている。

●海外組ガイド
●ベルギー・リーグ2020-21特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP