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ビーレフェルト残留決定ゴールを決めた堂安、東京五輪に弾み「良いフィーリングで日本に帰れる」

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残留を決定的にするゴールを決めたMF堂安律

 MF堂安律とMF奥川雅也が所属するビーレフェルトは22日、ブンデスリーガ最終節でシュツットガルトと対戦した。奥川が獲得したPKを味方が決めて先制し、さらに堂安が追加点。2ー0で勝利し、1部残留を決めた。

 最終節までもつれ込んだ残留争い。15位ビーレフェルトは引き分け以下で降格の可能性があり、自力での残留を決めるべく、MF遠藤航が所属するシュツットガルトと対戦した。

 前半を0ー0で折り返すと、後半22分に先制。奥川が獲得したPKをFWファビアン・クロスが決めた。さらにその5分後、堂安が躍動。右サイドでのワンツーパスでPA右に入り込み、鋭いカットインで相手選手をかわし切ると、冷静に左足シュートをゴールに流し込んだ。

 奥川のPK奪取と堂安の今季5ゴール目で、ビーレフェルトが2ー0で快勝。見事残留を自らの手で決めてみせた。

 試合後、堂安は取材陣に対して「すごく重要なゴールで点を取れて嬉しい」と喜びを語る。「少しゴールから遠かったですけど、ゴールへの道筋というものが見えた。フォイがいいボールをくれて感謝しています」と得点シーンを振り返った。

 結果次第で2部降格が決まる重要な最終節。「試合前は隔離中もみんなが緊張している話をしたりとか、試合までの時間は難しかった」とプレッシャーの大きさを明かしつつ「試合が始まれば味方を信じて自分を信じてプレーできるかなと思います」と夢中で掴んだ勝利となった。

 今シーズンを最高の形で締めくくった。「この一年すばらしい経験させてもらって、ビーレフェルトに感謝してますし、このゴールは支えてくれたアルミニアのサポーターの皆さんに対して捧げるゴールだと思います」。そしていよいよ間近に迫った東京オリンピックに向けて、「個人的に良いフィーリングで日本に帰れるので、しっかりまずは休んで大会に臨みたいなと思います」と力強く語った。

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