UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝は29日に開催する。マンチェスター・シティは初の決勝進出。バルセロナで2度の頂点に立った経験を持つジョゼップ・グアルディオラ監督は、決勝直前の心境を語った。英『BBC』が伝えている。

　プレミアリーグとカラバオカップの2冠を達成しているシティだが、直近2か月以内でのチェルシーとの対戦では連敗を喫した。しかし、グアルディオラ監督は対戦相手を必要以上に気にすることはなく、「自分たちがどのようにプレーしたいのかは正確に把握している。相手のことはあまり気にしてはいない」と語る。

　バルセロナとバイエルンで数々のタイトルを奪ってきた指揮官は、イングランド国内でも着実に爪痕を残してきた。今季は2年ぶり3度目となるプレミアリーグ制覇も達成。そして、クラブ史上初となる欧州CL決勝進出を果たし、大きな目標である欧州制覇まであと一歩となった。指揮官は「ここにいるのは信じられないほどの経験だ。何を伝えればいいかはちゃんとわかっている。不安で緊張している人も多い。しかし、それは普通のことなんだと伝えるよ」と自身の経験を還元するつもりだ。

　また、グアルディオラ監督は、決勝で勝利を収める要素として「勝つためには苦しまなければならない」と口にする。「楽しむのはいいことだ。だが、楽しめない状況だってある。粘り強く整えていく必要がある」と逆境での気の持ちようを説いた。

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