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カタールW杯アジア2次予選を戦うモンゴル代表が来日…間瀬秀一監督が意気込みを語る

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モンゴル代表の指揮官を務める間瀬秀一氏 ※写真は愛媛FC時代のもの

 カタールワールドカップ2022アジア2次予選兼アジアカップ中国2023予選のグループFの残り試合は日本でのセントラル開催に。7日にはヤンマースタジアムでモンゴル代表とキルギス代表が対戦。3日に来日したモンゴル代表の指揮官・間瀬秀一氏が意気込みを語っている。日本サッカー協会(JFA)が伝えた。

 間瀬監督は2006年にイビチャ・オシム監督のコーチ兼通訳としてジェフユナイテッド千葉に加入し、プロレベルでの指導者キャリアをスタート。ファジアーノ岡山、東京ヴェルディでコーチを務め、その後はブラウブリッツ秋田や愛媛FCで指揮官となった。今年4月にはJFAアジア貢献事業の一環で、モンゴル代表監督兼U-23モンゴル代表監督に就任。2023年1月31日までの契約となっている。

 間瀬監督は日本にいたまま、現地にいたモンゴル代表のキャンプをリモートで指揮。JFAの公式サイトでは「監督の自分が日本にいて、選手やスタッフはモンゴルにいるという、リモートで代表キャンプをやるのはモンゴル代表が世界で初めてではないでしょうか」と語る。「自分は指導者なのに指導をしていません。戦術トレーニングとメニューのポイントを伝えて、あとはスタッフと選手を信じてモンゴルでやってもらうというやり方となりました」と指導方法を明かした。

「逆にそれがよかった点もあります。モンゴル国内でモンゴルの選手たちがものすごくコミュニケーションを取って一体となってやってくれました。練習もミーティングも自身のパソコンをつないで、全ての選手たちを見ていましたが、画面を通して彼らの気迫がとても伝わってきました」

「今回の試合はワールドカップ2次予選の最終戦、キルギス戦ですが、私自身がモンゴル代表の監督をやらせてもらう第一歩と捉えています」

「過去のモンゴルを見てきて思うことは、サッカーのピッチ上ではモンゴル人の持つ力を発揮できていない、相撲では発揮できている。11人で力を合わせるサッカーにおいてはモンゴル人の力が全く発揮されていない。まずはそれを生かせるように、自分が代表監督をやらせていただいているという考えです」

「ピッチ上で力を発揮するには、サッカーの原理を理解する必要があります。その段階から指導をしているが、かなり短期間で彼らが感じていることはあります。国の代表と言っても、ありとあらゆる条件が違っています。それでもこれまで全員でやってきたことを次の試合でどれだけ見せられるかがポイントだと思っています」

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