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“ライバル”から大きな刺激…FW田川亨介「自分も負けていられない」

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U-24日本代表FW田川亨介(FC東京)

 選手たちは明日、最後のアピールの場を迎える。U-24日本代表FW田川亨介(FC東京)は「自分の特長を生かしたゴールを取りたい」と力強く語った。

 3日の日本代表とのチャリティーマッチで先発出場した田川は、前半21分に大きなチャンスを迎えた。MF久保建英(ヘタフェ)のスルーパスから自慢のスピードを生かして抜け出すと、GKシュミット・ダニエルと1対1に。しかし、左足で放ったシュートは枠を外してしまった。

「大事なチャンスだった。そこを決めていれば変わることもあったと思う」。だが、下を向いてはいられない。中1日で行われたU-24ガーナ代表戦で、“ライバル”となるFW上田綺世(鹿島)がゴールという結果を残したことで、「大きな刺激を受けた。自分もやっぱり負けていられない気持ちが、より一層強くなった」と闘志を燃やしている。

 今合宿の練習ではサイドハーフやインサイドハーフにも挑戦。「自分の幅も広がるし、そこはポジティブに捉えていきたい」と前向きに取り組んでいる。

 12日に行われるジャマイカ戦でも、どこのポジションで起用されるかは分からない。しかし、「与えられたところでチームのために走れたらと思うし、自分の特長を生かしたゴールを取りたい」と“最終選考”のラストマッチに臨む。

(取材・文 折戸岳彦)
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