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長崎総科大附にとって「欠かせない」2年生 MF竹田天馬。抜群の走力でアグレッシブな守備もたらす:長崎

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長崎総合科学大附高の2年生MF竹田天馬はハードワークを貫徹

[6.11 インターハイ長崎県予選決勝 長崎総合科学大附高 3-0 長崎日大高 トラスタ]

 2年生だが、長崎総合科学大附高にとって欠かせない存在になっている。MF竹田天馬(FC佐伯S-Play Minami出身)は試合を通して前線からのアグレッシブな守備を貫徹。チームに勢いと流れをもたらしていた。

 名将・小嶺忠敏監督やコーチ陣が人間性・運動量を高く評価し、「いなければ成り立たない」というほど。本人はまだまだ球際で体を張ることができていないことを課題に挙げていたが、奪い返しの部分などでの貢献度は非常に大きい。

 プレースキックも担当するMFだが、中学時代は「全然走れないし、人間性もまだまだだった」。自分を変えたいという思いも持って長崎総科大附へ進学。1年時に自分のどのような選手を目指せば良いか明確になったという。

「1年生から3年生の試合に絡みたいと強く思っていて、走る人がいないと勝てないなと思っていて、自分でこういう力を磨きました」。身長は163cmと小柄。だからこそ磨いてきた走力や体幹の強さ、そして3年生をも鼓舞するキャプテンシー、コーチングは今、チームに欠かせないものになってきている。

 掃除や挨拶なども徹底し、中学時代の自分を知る人は「驚くと思います」という程の変化。決勝での3-0、無失点優勝にも満足はしていない。まだまだ成長して「チームを勝たせられる選手になりたいです」と語る2年生MFはインターハイでの活躍を目指している。

「全国でも個人で評価されたいし、チームでも『総附はやっぱり強いな』と言われたいので、まだまだ全国まで期間があるので、そこで調整して全国に挑みたいです」。新人戦の初戦敗退は彼の不在も影響。総附にとって欠かせない存在が全国でもチームのために走り、声を張り上げる。
 
(取材・文 吉田太郎)
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