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「試合に出ない中でも成長を実感」浦和DF宇賀神が3か月ぶり先発で決勝弾!

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2年シーズンぶりにゴールを挙げた宇賀神友弥

[6.23 J1第19節 柏0-2浦和 三協F柏]

 3月21日の第6節・川崎F戦以来、3か月ぶりの先発。浦和レッズのキャプテンマークを託されたDF宇賀神友弥は、決勝点で期待に応えた。

 ペースを握りながらもスコアを動かせないでいた中で、「チャンスはあるけど点は入らない。むずかしい試合」と宇賀神は見ていた。それでも後半19分、DF山中亮輔のクロスのクリアボールがファーサイドに流れると、ボールをおさめたMF関根貴大はDFを背負いながらも高い位置をとっていた右SBに丁寧に落とす。「関根が落ち着いて自分を見てくれていた。プレッシャーもなかったですし、あのコースが見えた」。右足でとらえたシュートは、弧を描きながらゴール左隅に吸い込まれた。

 最後に宇賀神がリーグ戦に出たのは第9節・徳島戦のことで、後半アディショナルタイムでの出場だった。直近の6試合ではメンバー外となっており、プロ1年目から26試合に出場した宇賀神にとって「ここまで試合にからめないのははじめて」のことだ。「週末に自分の試合がない日々が続くと、サッカー選手として生きている実感がわかない。何をしてるんだろうという気持ちになるときもあった」と苦しい胸の内を明かした。

 宇賀神がベンチを温めるようになって以降、浦和の右サイドバックを務めるのが今季から加入したDF西大伍だ。「自分にないものを持っている」と認める西のマネをすることもあるといい、トライ・アンド・エラーで「試合に出ない中でも成長を実感している」。

「成長しようという気持ちがなくなったら引退」。プロ12年目の33歳は、成長の歩みを止めない。

(取材・文 奥山典幸)
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