beacon

空中戦の強さなど能力の高さ示した明秀日立の174cmCB長谷川皓哉、「もっと上手くなって帰ってきたい」:茨城

このエントリーをはてなブックマークに追加

明秀日立高の最終ラインの要、CB長谷川皓哉

[6.23 インターハイ茨城県予選決勝 明秀日立高 3-4(延長)鹿島学園高]

 意地のゴールも勝利には繋がらなかった。明秀日立高は1点リードされて迎えた延長後半開始から、CB長谷川皓哉(3年=FCジュネス出身)を前線へ。1年時にFWとして選手権に出場し、初戦で決勝ゴールも決めている長谷川の得点力にかけた。

 だが、長谷川不在の最終ラインが開始直後に失点して2-4に。それでも、「自分が水戸葵陵戦でPK外して助けられていたので、こんな状況でも自分が決めようと思っていました」という長谷川は、同4分に右クロスから右足シュートをねじ込んで1点を奪い返す。

 この日、セットプレーで抜群の強さを見せ、計6本のシュートを放った長谷川は得点後も前線で怖さを見せていたが、2点目を奪うことはできず。「まだまだなので、もっと上手くなって(決勝の舞台に)帰ってきたい。チームをどんな時でもコントロールする大黒柱になって、もっとチームを引っ張れる存在にならないといけないと思います」と誓った。

 174cmのDFは守備時の空中戦でもほぼ勝ち続け、対人の強さなど能力の高さを示していた。後半途中まではCB木村海斗(3年)とともに堅い守りを続けていたが、自分たちの距離感が悪くセカンドボールの攻防で劣勢に。悪い流れを変えられず、勝負どころで失点を重ねたことを悔しがっていた。

「締めるところで締められなかったので、もっと成長して選手権で借りを返したいなと思います。(選手権では)自分たちらしく堅い守備と強さで、全国で勝ち上がれるようにしていきたい」。注目DFは冬までに成長し、必ず選手権で勝ち上がる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2021

TOP