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先制点アシストの浦和FW江坂任「次はシンプルに勝ちに行く」

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浦和レッズFW江坂任

[9.1 ルヴァン杯準々決勝第1戦 浦和 1-1 川崎F 浦和駒場]

 クレバーで鮮やかな先制点の演出だった。前半35分。浦和FW江坂任は、2トップを組んだMF小泉佳穂が、ピッチに入ったばかりの川崎FのDF山村和也にプレッシャーをかけたところから相手ボールを奪うと、そのままPA内へ侵入。GKチョン・ソンリョンを引き付けるだけ引き付けてから中央へ走りこむMF関根貴大に合わせて冷静にパスを出した。関根が無人のゴールに流し込み、浦和が先制した。

「2人の距離感が良かった」(江坂)という小泉との連携は抜群で、奪い方から仕留め方まで理想的なショートカウンター。しかし、江坂自身は、チャンスに決めきれなかったことを悔やんだ。

 その場面は1-1と追いつかれていた後半36分。MF田中達也の折り返しにフリーで反応したものの、今度はGKに阻まれた。「90分間、良い戦いをできた中で勝ちきれなかった。自分が決めていればというところもあった」と悔しさをのぞかせた。

 その言葉通り、追いつかれての引き分け、相手にアウェーゴールを与えての引き分けはもったいなかったが、試合内容に関しては「目指しているところに近づいたのでポジティブに考えている。やっていても楽しかった」という。

「次は勝てばいい。シンプルに勝ちに行く」と敵地に乗り込んでの第2戦を見据えた。

(取材・文 矢内由美子)
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