[9.11 J1第28節 大分2-0湘南 昭和電ド]

　J1リーグは11日に第28節を行った。大分トリニータと湘南ベルマーレの対戦は、大分が2-0で勝利。約2か月ぶりに白星を手にし、最下位から抜け出した。

　最下位・大分は直近6試合で5敗1分と苦しい状況が続く。15位・湘南は5連敗脱出後の直近3試合は1勝2分と持ち直すが、浮嶋敏監督が退任。今節はコーチから指揮官に就任した山口智新監督の初陣となった。

　序盤は湘南のペースが続く。FWウェリントンを攻撃の起点にシュートを放つが、決定機とはならず。すると、大分が一瞬の隙を突いて反撃。前半32分に均衡を破る。

　大分はDF三竿雄斗が左サイドからロングボールを飛ばす。湘南の守備陣に跳ね返されるが、PA右でDF小出悠太が拾う。左足シュートを放つと、相手守備陣に当たってボールのコースが変わりながら、そのままゴールに突き刺さった。

　前半は大分のリードで折り返す。後半も湘南が試合のペースを握りながら展開。しかし、同点に追いつくことができない。すると、大分が終盤に勝利を決定づける。

　大分は後半40分、中盤の競り合いから途中出場のFW伊佐耕平がボールを奪い切る。そのままドリブルでマークをはがすと、PA中央から左足シュートをゴール右隅に流し込んだ。

　少ないチャンスをものにした大分が、2-0で逃げ切りに成功。7月10日の第22節・浦和レッズ戦(○1-0)以来となる7試合ぶりの勝利を飾った。他会場の19位・横浜FCが浦和に敗れたため、大分が最下位を脱出。暫定でベガルタ仙台も抜き、18位に浮上している。

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