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ジュニーニョ国籍取得への壁は日本語能力か

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 昨季J1得点王に輝いた川崎Fのブラジル人FWジュニーニョ(30)が11日、日本国籍取得の申請を近く始める意向を明らかにした。12日付スポーツニッポンによると「日本が気に入った。チャンスがあれば日本代表でも試合に出てみたい」と話しており、代理人のテオ・コンスタンチン氏も「書類をそろえたい」と申請へ動く方針を認めたという。

 ジュニーニョは96年にU-20ブラジル代表入りしたが、出場したのは、ジュニーニョによると「練習試合が2~3試合」、代理人も「4試合の親善試合」としており、公式大会ではないため日本代表入りに問題はない模様。98年W杯フランス大会で、日本国籍を取得したブラジル人FW呂比須ワグナーを起用した岡田武史監督(51)も「国籍取得は本当か?」と興味を示しており、9日の川崎F対東京V戦(等々力)でも関係者を質問攻めにしたという。

 ただし、日本国籍取得は簡単ではない。申請では一定の日本語能力も問われるが、ジュニーニョは現在も通訳が必要なレベル。DF田中マルクス闘莉王(26)や三都主アレサンドロ(30=ともに浦和)のように日本の高校を卒業しておらず、親せきもいないためハードルは高く、結論が出るには半年以上かかるとみられる、と同紙は伝えている。

(文 吉田太郎)

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