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クルトワ、バロンドール選考基準に疑問「上位陣を見ればコパ・アメリカなどタイトル重視だ。1年通したプレーは考慮されていない」

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 レアル・マドリーは1日にラ・リーガ第9節延期分、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのビルバオ戦に臨み、1-0の勝利を飾った。GKティボー・クルトワは試合後、後半にアスレティックの攻勢に遭い続けながらも、逃げ切って勝利をつかんだことへの喜びを表している。

「前半の僕たちはとても良かった。何度もシュートを放ったし、ゴールも決められたね。後半になると彼らの方がアグレシッブだった。僕たちはパスをつなげず、最後の15分は自分たち自身で難しい状況にしてしまったんだ。冷静になれなくて、プレスを突破することができなかった。彼らの方がチャンスが多かったけれど、それでも最終的には1-0で勝ち点3を獲得できた」

 クルトワはこの試合でも好守を連発して、チームの危機を救っている。

「彼らは見事なチームで、僕たちのプレーにしっかり対応して打撃を加えてきた。ラウール(・ガルシア)のシュートをセーブするのは難しかったね。ゴールの目前でバウンドさせるヘディングシュートを止めるのは決して簡単じゃない。あとはサンセトの決定機は、しっかりとスペースに蓋をしなくてはいけなかった」

 首位レアル・マドリーはこの勝利で、2位アトレティコ・マドリー(1試合未消化)に勝ち点7差をつけている。

「僕たちは良い感じで勝利をつかんでいる。途中で何回か勝ち点を落としてしまったが、それでも良い仕事を成し遂げているよ。次はレアル・ソシエダが彼らのホームで待ち受け、そしてダービーも控えている。ただ、努力し続けるだけだよ」

 クルトワはその一方で、チームメートのFWカリム・ベンゼマが4位に終わった2021年のバロンドールについても言及。チームタイトルを重視する流れに疑問を呈している。

「カリムはバロンドールにふさわしかった。でも、あれはおかしなタイトルなんだよ。上位陣の顔ぶれを見れば、その理由はコパ・アメリカやEURO、チャンピオンズを勝ち取ったためなんだ。いつもそういうことしか見られていないし、1年を通してのプレーは考慮されていない。今季、僕たちがタイトルを勝ち取り、カリムに個人タイトルも勝ち取ってほしいね」
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