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前半だけで6ゴール! 静岡学園が8-0で宮崎日大に大勝し、準々決勝へ!!

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静岡学園が大量8ゴールを奪取(写真協力=『高校サッカー年鑑』)

[1.2 選手権3回戦 宮崎日大高 0-8 静岡学園高 フクアリ]

 圧巻のゴールショー! 2日に行われた第100回全国高校サッカー選手権3回戦では、静岡学園高(静岡)が8つのゴールを陥れて宮崎日大高(宮崎)を退け、準々決勝進出を決めた。

 ともに4-2-3-1でスタート。宮崎日大は、GKに羽間友基(3年)、DFラインは右からDF前田隼磨(3年)、DF木田陽翔(3年)、DF外山将大(2年)、DF石川大翔(2年)。ダブルボランチはMF芥川蘭丸(2年)とMF山中秀斗(3年)が組み、2列目は右からFW宝徳晃世(2年)、FW和田俊星(3年)、MF若松快英(2年)が並び、1トップにはMF野村皐月(3年)が入った。

 対する静岡学園は、GK生嶋健太郎(3年)の前に、右からDF西村湧志(3年)、DF三宅優翔(3年)、DF伊東進之輔(3年=北九州内定)、DF野村海翔(3年)の4バック。MF小泉龍之介(3年)とMF玄理吾(3年=徳島内定)が中盤の底に入り、MF菊池柊哉(3年)はトップ下に。右に今大会初先発となるMF川谷凪(3年=清水内定)、左にMF古川陽介(3年=磐田内定)とJ内定の両翼、1トップにFW松永颯汰(3年)が入った。

 立ち上がりから静岡学園が圧倒する。パスワークに加えてSBも相手をはがすドリブルで、宮崎日大を翻弄。攻守の切り替えが速く、ボールを失っても敵陣ですぐさま奪い返す場面も多く、静岡学園がゲームを支配した。先制点が生まれたのは9分、松永のパスを受けた川谷が右足を一閃。強烈なシュートがゴールネットを揺らした。その3分後には松永がGKが飛び出してきたところを、冷静にゴールに流してリードを2点に広げる。

 宮崎日大にチャンスすらつくらせずに、攻守でレベルの高いパフォーマンスを見せる静岡学園は、前半残り8分となった32分からゴールラッシュを見せる。

 背番号10の古川が密集地帯をドリブルで突破すると、ペナルティエリア内でも鋭い切り返しで相手DFをかわすと、最後は左足でゴール右に流し入れた。直後の33分には、松永のパスから菊池が左足で決める。35分は、古川のクロスから川谷が左足で決めて5-0。アディショナルタイムに、裏に抜け出した松永がGKもかわして、6点目を仕上げた。

 後半に入り、両チームとも選手交代を進める中、スコアは動かず試合は推移する。宮崎日大はショートカウンターから芥川がシュートまで持ち込んだが、枠と捉えることはできなかった。

 32分、静岡学園は途中出場のDF清水和馬(3年)のクロスの混戦から、ゴール前までつめていたボランチの玄が押し込んで、スコアは7-0に。38分には、清水の右CKを、途中出場のFW持山匡佑(3年)がヘディングで合わせて、8点目を挙げて、大勝をしめた。

 4日に行われる準々決勝では、関東一対矢板中央の勝者と対戦する。

(取材・文 奥山典幸)

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