beacon

7年前、チェコでの“円陣回転”CKは「残念ながら無意味だった」が…

このエントリーをはてなブックマークに追加

高川学園高は選手権ベスト4に進出

 第100回全国高校サッカー選手権で高川学園高(山口)のFKでの得点が世界中で話題になった。そして、『ESPN』では“円陣回転”FKを取り上げるとともに、14年にチェコで同様のプレーがあったことを紹介している。

 12月29日に開催された高校選手権初戦・星稜高戦で“秘策”が披露される。前半8分、右サイドでFKを得ると、敵陣エリア付近で5選手が円陣を組み、回転をしながら散開。相手のマークを翻弄しながら、ノーマークの選手が得点を挙げた。この動画は『ESPN』を始め、欧州や南米、アジアにまで拡散。世界中のサッカーファンが絶賛した。

 高川学園サッカー部の公式ツイッター(@takagawasoccer)が31日に更新され、“円陣回転FK”の正式名称がスペイン語で「嵐」「旋風」などの意味がある「トルメンタ」であることも明かされている。

 そして、「トルメンタ」を「華麗だ」と紹介した『ESPN』は、2014年にチェコのプリブラムが同様のプレーをしていたことを紹介。高川学園のように手をつないではいないものの、CK時に5人の選手が円陣を組んで回転しながら散開。しかし、無念にもボールは誰にも合わずに逆サイドまで抜けてしまった。

 当時の“円陣回転”は「残念ながら、この方法は全くの無意味」だったようだが、7年の時を経て、高川学園がゴールへとつなげたことで、「セットプレーを最大限に生かそうとするチームにとって、正真正銘のオプションとなった」と伝えられている。

TOP