川崎フロンターレの鬼木達監督は11日、あす日産スタジアムで行われる富士フイルムスーパーカップの前日会見に出席し、「やるからには勝負にこだわりたい。自分たちの現在地を知ることが大事、まずは自分たちのやってきたものを出す」とスーパーカップ連覇を掲げた。

　今季は7人の新戦力が加わったが、即戦力として期待される一人がタイ代表MFチャナティップ(←札幌)だ。鬼木監督はあすの起用について「詳しくは言えないですが、最終調整の具合次第かな」と言及。「いろんな選手にチャンスがあればいいと思いますが、大事にしたいのはゲームの状況、流れ。固定観念に縛られずに対応していきたい」と続けた。

　チャナティップの適応ぶりが注目されるが、MF脇坂泰斗は「チャナティップ選手をはじめ、新加入選手とはキャンプでもピッチ内外でコミュニケーションを取れている。うまく意見交換をしあっているので、そこを含めていい連携が取れていると思います」と手応え。

　鬼木監督は「技術はトップクラス。改めて、(なかなか)いない選手だなと思っている」とチャナティップを評価。「チームと融合して、見ている人にもやっている仲間にもいろんな驚きや刺激を与えて、一段上のアイディアやイマジネーションが出てくるチームになっていけたら」と期待を寄せた。

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