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「選手生命を脅かすプレーは排除していく」JFAが2022Jリーグ判定基準を説明

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 日本サッカー協会(JFA)は18日、2022シーズンのJリーグに向けた判定基準を示す「2022 レフェリング スタンダード」の映像を公開した。近年の競技規則改正やVARの導入、ピッチ上でのプレー傾向を踏まえた注意点が三つのテーマに分けて説明されており、プレーヤーのみならずファン・サポーターも必見の内容となっている。

 最も大きなテーマは「選手生命を脅かすようなプレー」。昨季はVARの本格導入により、主審の視野外で起きた事象もチェックできるようになった影響で、「著しく不正なファウルプレー」による退場処分が急増していた。こうした状況を受けて、「脚部へのチャレンジ」「上半身へのチャレンジ」「乱暴な行為」への注意喚起が行われている。

 動画ではJFA審判委員会の東城穣氏が「選手生命を脅かすようなプレーや行為はフィールド上から排除していく必要があり、私たちとしても今年の大きなテーマとして捉えています。フィールド上で見極めることはそう簡単ではないと思いますが、審判員としてより正しく、より適切に判定することが大切であると考えております」と説明した。

 二つ目はハンドの反則。昨年夏に施行された新競技規則では「競技者の手や腕にボールが触れることすべてが反則にはならない」と明記されており、競技者のプレーや動きに関連して「体を不自然に大きくしているか」の正当性が争点となる。動画では3つの事例が紹介され、大まかな基準が示されている。また攻撃側選手の手や腕に当たった直後に得点が生まれる「偶発的なハンド」についても触れられている。

 三つ目はオフサイドの反則。UEFAネーションズリーグ決勝でも論争を呼んだ「オフサイドポジションにいたとしても、相手競技者が意図的にプレーしたボールを受けた場合はオフサイドの反則にはならない」という点について強調された。動画では東京V対京都戦、相模原対町田戦を例にオフサイドになるケース、オフサイドにならないケースがそれぞれ説明されている。


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