【J1第5節】(カシマ)
鹿島 4-1(前半2-0) 千葉

<得点者>
[鹿]田代有三(16分)、マルキーニョス(26分)、佐々木竜太(79分)、興梠慎三(85分)
[千]巻誠一郎(89分)

<警告>
[鹿]大岩剛(44分)、マルキーニョス(50分)

<出場メンバー>
[鹿島]
GK
曽ヶ端準
DF
内田篤人
岩政大樹
大岩剛
新井場徹
MF
青木剛
小笠原満男
→中後雅喜(80分)
野沢拓也
ダニーロ
FW
マルキーニョス
→興梠慎三(77分)
田代有三
→佐々木竜太(77分)

[千葉]
GK
立石智紀
DF
ボスナー
斎藤大輔
市原充喜
→馬場憂太(45分)
MF
松本憲
下村東美
中島浩司
楽山孝志
→苔口卓也(45分)
フルゴビッチ
→青木孝太(77分)
FW
米倉恒貴
巻誠一郎

以下、鹿島、千葉公式サイトより監督、選手コメント。

<鹿島>
●オズワルド・オリヴェイラ監督
「点は取っているが、うちは攻撃のチームだけではない。守備をしなければならないときは、フォワードの選手であってもディフェンスに切り替えなければならないこともある。今は全員が瞬時の動きができている。献身的・努力・ハードワークがきちんとできているという部分についてはチームの安定感をもたらすことができているのではないかと思う。
　ダニーロに関してはよくやってくれたと思う。途中出場とフル出場は全く違うので、できるだけチャンスがある時は最後までやらせたいとは思っているし、彼にとっても近い将来、良い結果につながれば。
　次はACLだが、修正点を改善するよりもリカバリーがポイントとなってくる。選手にはできるだけ(体力を)回復させるよう伝えている。北京戦がグループリーグ予選突破を占う上でとても大事な試合となるだろう」

<千葉>
●ヨジップ・クゼ監督
「鹿島は去年から勝ち続けているチームで、試合前からこの試合は難しいとは思っていたが、このような結果になってしまい非常に残念。4点を決められたということで、ディフェンスの改善が必要。オーガナイズとしては悪くはないという印象だが、結果、4点決められたのは非常に残念。これからの試合もまだまだ厳しくなるがどんな形にしろ、とにかくポイントをとらなくてはいけない段階にきた」
―スタメンを固定していない理由は?
「固定できなかった理由のひとつとして、馬場、苔口、レイナウドらケガ人が多く、フルゴビッチの加入が遅かったり、メンバーがなかなか揃わずスタンダードに固定できなかった」
―後半開始から馬場、苔口の投入し、いい流れになったが?
「2人ともすごくいい選手で、チームに何かもたらすという意味ではすごく大事な選手だが、ケガあがりで早く投入することはなかなか難しかった。馬場に関しては二日前に合流したばかりだった」

●FW巻誠一郎
「アントラーズは今までのほかのチームに比べて、プレスはあまり厳しくなかっただけに、もっと落ち着いてパスをつなぐことができたはずなのに、怖がってしまい、うまくつなぐことができなかった。もう少し、勇気を持ってしっかりとつながないと厳しい。失点の仕方にしても簡単にやられすぎた。もう少し、球際も厳しくいかなければいけなかったし、運動量も十分ではなかった。そういったところで自分たちは補わなければいけないのに、そこが十分でなかった」

●下村東美
「失点はつまらないものばかりだった。防げるはずの失点。なのに、簡単にやられてしまった。なんで、こんなんでやられてしまうのかという気持ちが強い。4失点したという事実は変わらないので、これからも気をつけていきたい。もういちど、ビデオを見直して修正していきたいが、1失点目の田代は右利きだし、中にこさせた時点でダメ。そういった基本的な部分をもう一度しっかりとチームで確認したい。ただ、攻撃面はボールを回せなかったとか、攻められなかったという試合ではなかった」