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10人でも攻め続けるのが横浜F・マリノス!! 鮮やか3発シドニーFC連破で暫定首位浮上

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[4.24 ACLグループH第4節 横浜FM 3-0 シドニーFC ホーチミン]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は25日、グループリーグ第4節を行い、横浜F・マリノスシドニーFCに3-0で勝利した。2-0で迎えた後半に退場者を出しながらも追加点を奪い、オーストラリアの強敵相手に2連勝。次節に地元ホアンアイン・ザライ戦、そして最終節には首位の全北現代(韓国)との大一番を控えるなか、決勝トーナメント進出に向けて大きく勢いをつけた。

 ここまで2勝1敗の横浜FMは、3日前に行われた前節シドニーFC戦(○1-0)からGK高丘陽平以外の10人を変更。横浜FMユース出身の18歳MF山根陸がアジアデビューを果たし、前節途中出場で決勝ゴールを挙げたDF角田涼太朗も引き続き左サイドバックで先発した。

 試合は序盤から横浜FMがゴールを重ねた。まずは前半6分、左CKの流れから山根のパスを受けたMF水沼宏太がクロスを送ると、ゴール前でDF實藤友紀が反応。ダイビングヘッドで完璧に合わせ、ゴールネットを揺らした。實藤は3月12日のJ1第4節札幌戦以来の公式戦ゴール。アジアでは初ゴールとなった。

 さらに前半11分、右サイドで高い位置を取っていたDF松原健がニアサイドにグラウンダーパスを送り、これをFW西村拓真が受けると、華麗なターンから左足シュート。セットプレーではない形から待望の今大会初ゴールが決まり、2-0とリードを広げた。その後も横浜FMはボールを握り続け、前半45分間をシャットアウト。危なげなくハーフタイムを迎えた。

 ところが後半、横浜FMは實藤に代わってDF小池裕太を投入し、最終ラインの並びを入れ替えると、シドニーFCの猛攻に捕まる。3分のピンチは角田、11分のピンチはDF岩田智輝がうまくカバーリングしたが、相手に裏に抜け出される形が続発。すると19分、ビルドアップ中にボールを奪われかけた角田がFWパトリック・ウッドを倒し、一発退場処分を下された。

 直前に水沼と山根に代えてMF藤田譲瑠チマとFW仲川輝人を投入していた横浜FMだったが、同21分にもFWエウベルに代わってDF畠中槙之輔を起用。守備の人数を増やす対応を強いられた。ところが、その後も主導権を握ったのは横浜FM。相手のプレッシングを巧みなビルドアップで次々にかわし、FWアンデルソン・ロペスや松原が決定機を迎えた。

 そして後半42分、横浜FMが試合を決める追加点を奪った。藤田のスルーパスに岩田が抜け出し、グラウンダークロスに反応したのはA・ロペス。数的不利でも攻め続けた横浜FMがリードを3点に広げた。そのまま試合はタイムアップ。全北現代対ホアンアイン・ザライ戦がこのあと控えるなか、横浜FMが暫定首位に浮上した。

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