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王者バイエルン相手に意地を見せたシュツットガルト、遠藤航&伊藤洋輝の独メディアでの評価は?

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シュツットガルトMF遠藤航

 シュツットガルトのMF遠藤航とDF伊藤洋輝はバイエルン戦にフル出場。日本人選手のパフォーマンスは現地メディアでどう評価されたのだろうか。

 シュツットガルトは8日にアウェーで行われたブンデスリーガ第33節でバイエルンと対戦。遠藤が中盤で、伊藤が3バックの左センターバックで先発したシュツットガルトは8分にFWティアゴ・トマスが先制ゴールを決める。しかし、セルジュ・ニャブリ(35分)、トーマス・ミュラー(44分)の得点により、バイエルンが前半のうちに逆転。しかし、後半52分にはFWササ・カライジッチのヘディング弾でシュツットガルトが追いつき、勝ち点1の獲得に成功した。

 この一戦でのパフォーマンスにおいて、地元紙『シュツットガルター・ツァイトゥング』は好セーブを連発したGKフロリアン・ミュラーや堅実な守備を見せたDFワルデマー・アントン、そして同点弾をアシストした左ウイングバックのボルナ・ソサを1位タイの「2」と称賛。遠藤はカライジッチやMFアタカン・カラゾルと同様、次点の「2.5」がつけられ、このような寸評が記された。

「キャプテンは最初、特にバイエルンが本気を出し、プレースピードを上げたとき、なかなか強みであるはずのデュエル(前半は6本しか記録せず)に入り込めなかった。別のゲームに展開した後半にはエンドウの攻撃への参加回数が増えるとともに、情熱的な守備を見せた」

 また、同紙での伊藤の評価は「3」と及第点で、寸評は以下の通り。

「空中戦のマスターは前半はすべてのヘディングデュエルを制している。しかしトーマス・ミュラーによる勝ち越しゴールの場面ではポジショニングを間違え、置き去りにされてしまっている。ビルドアップ役として33本と最多のパスを記録し、その多くを届けている(81%)」

 また、『キッカー』で遠藤はGKミュラー(「2」)に次いでカライジッチと並ぶ「2.5」とチーム2位タイの評価に。一方、伊藤はチーム最低タイの「4.5」と辛口評価となった。

 なお、勝ち点30で16位のシュツットガルトは、自動降格17位のビーレフェルトとの差が3ポイントに広がり、得失点差の関係で自動降格の可能性がほぼ消滅。最終節のケルン戦に勝ち、現在勝ち点33で残留圏15位に位置するヘルタ・ベルリンがドルトムントに敗れた場合、シュツットガルトが得失点差で上回るため、2部3位との入れ替えプレーオフをも免れることになる。

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