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鹿島は綺世&優磨だけじゃない!! 5戦4発量産中のアルトゥール・カイキが語る「一番の要因」

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MFアルトゥール・カイキ(写真右)

[5.21 J1第14節 浦和1-1鹿島 埼玉]

 FW上田綺世とFW鈴木優磨のパフォーマンスが目立つ鹿島アントラーズだが、MFアルトゥール カイキも直近5試合で4ゴールと量産体制に入っている。「試合に継続して出ていることで試合感が掴めているのが一番の要因」。加入した昨季も先発出場の終盤4試合で3ゴールを記録していたが、今季は優勝争いを繰り広げるチームでフル出場も継続。さらにパワーアップした姿が見られている。

 この日は前半6分、鈴木のサイドチェンジが右のMF和泉竜司に入ると、レネ・ヴァイラー監督からの「逆サイドからの攻撃ではエリア内に侵入する」という要求どおり、真っ先にゴール前に飛び込んだ。「鈴木選手から和泉選手にすごくいいパスが出て、上田選手の得意とするゴール前でいい形で渡った。冗談半分で『彼がシュートを打てば何かが起きる』と言っていた。信じて走り込んだらいいボールが転がってきた」。FW上田綺世が強烈なシュートを放つと、予言どおりにこぼれ球がカイキのもとへ。落ち着いてゴールに蹴り込んだ。

 A・カイキは4月29日の第10節C大阪戦以降、これで5試合4ゴール。C大阪戦では左からのクロスをワントラップからゴール左上に突き刺す形、第11節磐田戦ではCKからのヘディングシュート、第13節札幌戦ではFKからのヘディングシュートと、空中戦でも地上戦でも高いゴールセンスを発揮している。

 今季は第6節清水戦で途中出場して以降、そこから7試合の先発を含む9試合連続での出場。そのうちフル出場も3試合と、優勝争いに割って入るチームの中心を担っている。「試合に継続して出ていることで試合感が掴めているのが一番の要因。5試合で4得点は継続して試合に出られているからで、コンディションにとってもプラスに働いている」。継続的に出番を与えられていることが好パフォーマンスにつながっているのだという。

 とはいえ、この日は自身のゴールが初めて勝利につながらず、「勝ちにつなげられなかったのは残念。前半に得点チャンスもあったし、DFの選手もいい守備をしてくれたので、勝ち点3を取れなかったことが残念だった」と悔しさも吐露。今節で逃した首位奪還に向け、「このまま継続して点を決め続けて、勝ち続けられたら」と意気込みを語った。

(取材・文 竹内達也)
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