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6戦勝ちなしの鹿島、1カ月ぶり復帰の内田「みんな走っていたけど…」

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[5.11 J1第12節 清水1-0鹿島 日本平]

 鹿島アントラーズが勝てない。後半ロスタイム、前線に上がってがむしゃらにゴールを狙ったDF岩政大樹は、終了の笛と同時に両手をひざに付いてがっくりとうなだれた。リーグ14連勝を果たしたのがうそのように、その後は6戦白星なしと苦しんでいる。
 前半5分、MF小笠原満男のロングパスからFW田代有三がGKと1対1となったが、シュートが決まらず絶好の先制機を逃した。サンケイスポーツによるとオリヴェイラ監督は「チャンスを生かせず、清水はカウンターで決めた。それに尽きる」と語った。
 7日のACLクルンタイバンク戦は8-1で大勝したが、その勢いよりも連戦の疲労が上回った。全体に動きが重く、FWマルキーニョスを欠く前線はタメをつくれない。約1カ月ぶりに故障から復帰したDF内田篤人は「前はもっとパスがつながったし、みんなが走っていたんだけど…」ともどかしそうだった、と同紙は伝えている。

(文 西山紘平)

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