U-23日本代表のDF水本裕貴(22)が19日、ガンバ大阪を電撃退団。20日付スポーツ報知によると、先月から水本に慰留の話を続けてきた西野朗監督(53)は「これからじゃないか、って話してきたんだけど…。残念だし、無念だよね。俺がミズ(水本)を中心選手として使い切れなかったのかな」と残念がったという。
　千葉から3年契約の完全移籍で獲得後、わずか5ヵ月あまりでの電撃退団に山本強化部長は「ガンバから気持ちが離れてしまった選手。1ヵ月以上前から(慰留の)話はしてきたが…」と説明。今後、水本本人には制裁金を含めた処分が下されるようだ。
　G大阪は19日には水本を除く全選手、スタッフでミーティング。水本と激しく定位置を争ったDF中澤聡太(25)は「彼がいたから僕も成長できたと思う」と肩を落としていた。Jリーグ、ACL制覇を狙うチームが思わぬ形で戦力ダウンを強いられた。

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(文　吉田太郎)