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大分・気迫でつかんだ1勝、金崎「勝ちたいという気持ちだけだった」(F東京vs大分)

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[7・2 ナビスコ杯準々決勝第1戦 F東京 1-2 大分 味スタ]

 アウェーで2点を取っての貴重な勝利。大分トリニータのシャムスカ監督は勝因を「攻撃時に相手が引いて守ったことで主導権を握れたこと」と「選手に結果を残さないといけないという気持ちがあったこと」と2点を挙げた。前半は守りに入る場面が多かったが、後半はトップ下のMF金崎夢生が敵陣のスペースを強襲。特に右サイドに出来たスペースを何度も突き、相手DFに混乱をもたらした。そしてプレスの甘いF東京の守備陣のスキを突いて再三決定機を作り出すと、最後は中央を崩し金崎のラストパスからMFエジミウソンが決勝ゴールを決めた。
 金崎は「今日の試合は勝ちたいという気持ちだけだった。勝てたのはナビスコ杯で優勝したいというチームの気持ちが出たからだと思う。ゴールはエジ(ミウソン)がよく決めてくれた」と気持ちでつかんだ勝利を強調した。ホームでの第2戦は8月6日。北京五輪代表候補に選出されているGK西川周作とDF森重真人が同代表の最終メンバーに入ると第2戦は欠場となる。守備の柱2人を失う可能性がある第2戦へ向けて得たアドバンテージ。それだけにチームにとっては大きな1勝となった。

(取材・文 吉田太郎)

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