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鹿島vs浦和 試合後選手コメント

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[7.27 J1第19節 鹿島1-1浦和 カシマ]

 鹿島アントラーズと浦和レッズが激突した首位攻防戦は雷雨で1時間6分、中断するアクシデントに見舞われた。試合は前半40分に鹿島がMF小笠原満男のゴールで先制したが、浦和も後半37分にFW田中達也が同点弾。1-1の引き分けで、鹿島が首位を守った。
以下、試合後の鹿島の選手コメント

<鹿島>
●MF本山雅志
―雨で試合が中断したが?
「中断が明けてから集中を切らさずできた。“前半は残り5分ぐらいだけど、前からプレスをかけて点を取れたら取りにいこう”と話していて、それができたのはよかった。ただ、もう1点取れていれば勝てた。今日はすごく悔しい。中断中はストレッチをしたり、水分補給したり。リラックスは難しい。リラックスしたいけど、いつ始まるか分からないし」
―監督が退席処分になったが?
「相手にPA内でファウルがあったと抗議したみたい。僕らが言って退場するよりもいいし、僕らの代わりに言ってくれた。素晴らしい監督だと思う」

●MF青木剛
「直接対決ということでホームで勝ち点3を取れれば、2位との差を広げられた。勝ち点3を狙った試合だった。試合が中断するのは初めての経験だったけど、集中を切らさず準備していた。再開してすぐ1点を取れて、前半はいい形で終われたけど、後半は浦和の選手が交代して攻めてきたところで最後に踏ん張れず、追いつかれた。1点リードして残り5分、10分をしっかり耐えないといけない」
―明日からは代表候補合宿だが?
「3日間という短い合宿ですが、しっかり集中して、代表のサッカーがどういうものか理解して、自分にできることをしっかり出したい」

●DF中後雅喜
―雨で中断したが?
「難しいと思ったけど、すぐ先制点を取れたし、浦和より集中を切らさなかったということだと思う。最後に追いつかれたのはもったいない。勝てた試合だった。前半で2点ぐらい入っていてもおかしくなかったし、後半の最後にやられて悔しい。ただ、まだ首位はキープしているし、プラスに考えたい」
―久々のスタメンだったが?
「本職じゃないポジションが多いけど、試合に出るならどこのポジションでもしっかりやらないと。(内田)篤人の分もしっかりやらないといけないと思っていた」

●DF岩政大樹
「全体的には悪い試合ではなかったと思う。失点の少し前から“このまま行けそうだ”という空気がチーム内にあるのを少し感じていた。少しずつアプローチやマーキングにズレが出てきている状況で、サイドからクロスを上げられる回数が増えてきた。それでも守れるとは思っていたけど…」
―選手交代の影響は?
「それはないと思う。ただ、中盤のバランスが変わって対応が変わった部分はあった。選手交代で良くなる部分を生かせず、逆にデメリットの部分が出てしまった」

<浦和>
●FW田中達也
―試合の感想は?
「勝てなかった。それが悔いに残る試合。中断後の先制点は要らない、とられたらいけないところでやられた。毎回モチベーションは高く臨んでいるが、今日は特別な試合なので負けられなかった」
―試合に臨む気持ちを振り返って?
「勝つことだけを考えた。とにかく勝つこと。あのゴールはボールに身体を当てることしか考えていなかったし、だから右か左かどちらの足で蹴ったかすら覚えていないんです。とにかく点が欲しかった、後がなかったから。試合前は自分がゴールを決めてやるっていう気持ちはなくて、チームで勝ち点をとることだけ考えた」

●FWエクスデロ・セルヒオ
―試合の感想は?
「中断後のあの時間での失点は痛かった。ちょっとした集中力の欠如が原因。監督からは普段通りやってくれと言われた。ここ最近は自分的にも調子は良く、周りが見えるようになってきたので、今日の試合は悪くない。チーム全体で勝ちにいく姿勢を見せられたと思うので、今後気持ちを切り替えていきたい」
―試合前の気持ちは?
「今朝、ゲームで一点とる夢を見たこともあり朝から自信があった。でもまさか出番が回ってくるとは思いもしなかった」

●FW高原直泰
―試合の感想は?
「大事なゲームだった。中断後、集中高めなければいけないと思った矢先の失点。反省が多い。前半の入り方は良かったと思う。後半のビハインド、このままでは終われないという思いがあったので、なんとか追いついてくれたのが救い、本当に良かった」

●DF田中マルクス闘莉王
―試合の感想は?
「どうしても勝ちたかったが、うまいことファイトできない難しい試合だった。後半はうちのゲームができたし、とにかくカウンターだけは入らせないようにした」
―攻撃に余り参加できなかった?
「追加点をとられたらおしまい。だからゴール前に上がることができなかったし、上がるのを我慢した。永井が大事な局面でチャンスを作ってくれたのでアリガトウと言いたいね、サイドからもグイグイ攻めていた場面もあったし。これからもう一度チームとしての気持ち、姿勢をひとつにまとめてチ1戦1戦チャンスを掴んでいきたい。必ずトップに上りたい」

(取材・文 西山紘平、山口雄人)

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