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日本vsUAE 試合後選手コメント

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[10.9 キリンチャレンジ杯 日本1-1UAE 東北電ス]

 キリンチャレンジカップ2008が9日、新潟市の東北電力ビッグスワンスタジアムで行われ、15日にW杯アジア最終予選・ウズベキスタン戦(埼玉)を控える日本代表はUAE代表と対戦した。後半27分に途中出場のMF香川真司(C大阪)が代表初ゴールとなる先制点を決めたが、後半32分に追いつかれ、1-1の引き分けに終わった。
以下、試合後の選手コメント

●FW岡崎慎司(清水)
―立ち上がりにボールを奪ってチャンスにつなげた場面があったが?
「あれがあったから余裕を持ってできた。気持ち的には楽になった。2トップみたいな感じで、最初がちょっと下がり気味なだけ。監督からはボールがサイドに行ったときにフォローが遅いと言われた」
―Jリーグで結果を残して代表デビューとなったが?
「自信になるし、その分、責任も重い。そういうのを感じながらやりたい。ゴールを決めることも求められるし、それは意識したい」
―持ち味は出せた?
「ゴールを決められればよかった。守備とか見てもらっているから、そこはやらないといけないし、切り替えの早さも求められている。自分の良さをもっとチームメイトに伝えないといけないし、まだまだ」

●FW興梠慎三(鹿島)
―A代表デビューの感想は?
「疲れました。自分にできる範囲で自分のプレーをしてアピールしようと思っていた。自分のプレーをした感じはある」
―ポストに当たったシュートもあったが?
「自分らしいっす。あそこで入らないのが」
―アピールはできた?
「最終的に点を取ることはできなかったけど、アピールはできたと思う。仕掛けたりもできたし、最終的に結果は出なかったけど、チャンスはつくったと思う。DFラインが浅いから狙えるなって思っていた」

●MF香川真司(C大阪)
―ゴールシーンは?
「いいところにボールが来て、入れるだけだった。後半は相手も疲れてきて、サイドを起点にチャンスをつくれていた。1-1になった場面でチャンスはあったし、決めていればチームは勝っていた。絶対に勝てる試合。悔しい」
―ゴールとヘディングシュートはどっちのう方が記憶に残っている?
「ゴールより、あのヘディングの方を覚えている。あれは決めないといけない。1-1の状況で勝ち越す最大のチャンスだった。みんながあそこまでつないでくれたのに、申し訳ない」
―五輪後、シュートへの意識が高まった?
「シュートへの意識は強くなっているし、どんどんゴール前ではチャレンジしていくことを意識している。結果として点が取れているし、自信にはなっている。五輪では運動量が足りなかったし、まず動かないと何も始まらない。その中でゴールも意識している」

●MF稲本潤一(フランクフルト)
「ボールを持ったときの早い攻撃はできている。あとは縦に行く人がもう少しいれば。サイドも真ん中も中盤の選手が出ていけるか。全体的にはハーフウェーライン付近でボールを取れたし、やりたい形はできた。あとはフィニッシュの問題。パスもズレていた。出し手が早いのか、FWが遅いのかは分からないけど、ズレがあった。チャンスは多かった。つなぐサッカーなので、フランクフルトとは全然違う。タイミングが違ったりしたけど、やっていて楽しかった」

●DF中澤佑二(横浜FM)
「下を向く必要はない。あれだけ引いて守ってくる相手に対してしっかりチャンスをつくっていた。ただ、難しいシュートじゃなかったし、簡単に決めていかないと。課題はそういうところ。本番はよりプレッシャーのかかる試合になる。ここで決めないで、次はどうなのかということ。次もチャンスは必ずあるだろうし」
―前後半でセンターバックが代わったが?
「(高木)和道の方が途中出場という難しい立場。なんとかサポートできるように声をかけた。次、だれと組むかは分からないけど、いい準備をしてだれと組んでもいいようにしたい」
―失点シーンは?
「押し込んでいる状態で、俺も行かなきゃ俺も行かなきゃとなって、みんなが前に行ってしまった。カウンターは口を酸っぱく言っていたんだけど。自分も(高木)和道も“落ちてこい”って言っていたけど、声が届かなかった。次はカウンターのことももう少し、みんなの頭の片隅にあるんじゃないかな」

●DF長友佑都(F東京)
「後半から入ってきた(香川)真司とかともうちょっとコミュニケーションを取って連動できればよかった。後半の方がつまってしまった。相手も前半のことがあったし、うまくブロックをつくってきた。そこをうまく崩したかった」
―みんなが前に行って動きが重なる場面もあったが?
「トライしている部分はいいこと。あとはスペースに入った人がいたら、足元に入るとか。そういうのは今後できてくると思う」

●DF内田篤人(鹿島)
「悔しいですけど、きょうは本番じゃないので、次にいい結果を出せばいいと思います。きょうは、下もスリッピーだったから速いボールを入れていこうと思った。これからの1週間は、けがをせず、コンディションもメンタルも整えていきたい。ウズベキスタンは2敗しているので必死だと思う。チーム全体で、奪ってからゴールまで行くという意識でプレーしたい」

●MF長谷部誠(ヴォルフスブルク)
「良かったことは若い選手、新しく入った選手が良かったことだと思う。僕自身は失点の部分が反省ですね。簡単にプレーしておけばよかったなと思うのと、後半は運動量が落ちたかなと。イナさんとの関係は、違和感なくできました」

(取材・文 西山紘平)

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