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鹿島vs京都 選手コメント

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[10.18 J1第29節 鹿島2-1京都 カシマ]

 J1第29節は各地で7試合を行い、首位の鹿島アントラーズはホームで京都サンガF.C.と対戦した。鹿島は前半19分、日本代表FW興梠慎三のゴールで先制。1-1の後半6分にはFWマルキーニョスが決勝点を決め、2-1で競り勝った。これで6試合負けなしとし、首位を守った。
以下、試合後の選手コメント

<鹿島>
●FW興梠慎三
―ゴール後、背中の13番を指差していたが?
「決めたらやろうと思っていた。ヤナギさん(柳沢)の前で決めたいというのはあった。それに限らず、きょうの試合は決めたかった。本当によかった」
―勝ち点3を手にしたが?
「残り6試合だったけど、みんなで全勝しようとずっと言ってきた。勝ててよかった。去年は自力優勝できなかったし、今年こそ自力優勝したい。残り5試合全勝して、優勝したい」
―6試合ぶりのゴールとなったが?
「気持的に楽になったし、次の試合も勢いよく点を狙っていけると思う」

●MF中後雅喜
「前半からボールを回そうと話していた。そうすれば相手は後半疲れてくるし、サイドチェンジでリズムをつくって、ボールを失わず、相手を動かしていこうと。もっとタイミングよく前に飛び出していけば、もっとチャンスをつくれたと思うけど、ポゼッションはいつになくできた」
―1タッチプレーが多かったが?
「うちの選手は技術が高いし、確実にやるのも大事だけど、相手をずらす意味ではダイレクトは大事。うまく使い分けてできればいい」

●MF本山雅志
「今日は絶対に勝たないといけなかった。前半からボールを回していけば、後半は相手もばてると話していた。うまくボールを回せたと思う。個人的にはドフリーを外してしまったので、あのへんを決めないと、これからは厳しくなる。みんな体が重い中でも勝てたのは大きい。前からプレスに行けていたし、高い位置でボールを取れていた。サイドバックもボールを回せていたし、ボールを保持している時間が長かった。
 相手の2トップ(柳沢と田原)の動きの早さと高さの質が高かった。ボールを放るところをつぶしたかったけど、シジクレイが下がったりしながらいろんなボールを供給してきた。後ろがよく耐えてくれたと思う」

●DF内田篤人
「勝てて良かった。同点になっても、マルキがいるし、慌てなかった。勝ち点3はデカイ。(浦和、川崎Fは)負けたらしいじゃん。まあ他はいいけどね」
―コンディションはどうだった?
「前半はいいけど、疲れてくると、頭の方が判断が遅くなる。そういうときはもうボールに触らない(笑)」

<京都>
●FW柳沢敦
「なかなかチャンスはなかったけど、1点差だったし、1本のチャンスがあれば流れを変えられると思ったけど、なかなかうまくいかなかった」
―興梠の印象は?
「彼のスピードは僕がいたときから図抜けていた。順調というか、今急激に伸びている。もっと経験を積んで、レベルアップしていくと思う」
―次の東京V戦が大事になるが?
「常に大事じゃないゲームなんてない。残り5試合。すべての力をピッチにぶつけたい」
―久々のカシマスタジアムだったが?
「僕自身、サッカー生活を始めた場所。非常に思い入れが深いスタジアムだし、そこでプレーできてよかったと思う」

●MF渡邉大剛
「2トップが前で起点をつくろうとしてくれていたけど、ロングボール1本になるとタメをつくれない。後ろは1枚余る形を取っていたから、その分、相手が空いてくるのはある。取りどころをもっと明確にしないと。サイドバックに入ったら行くとか。今日は全部中途半端で、全部ふられてふられて、という形になっていた」

●DF水本裕貴
―先制点のシーンは?
「もう1回ビデオを見て反省しないといけない。先制点だったし、責任を感じている。前半の最後に1-1に追いついてもらって、後半は切り替えてやったけど。次はしっかりやりたい」
―相手の2トップの印象は?
「2人とも点を取っているけど、それより出し手のところがすごいうまくて、くさびのところに厳しく行けなかった。中盤を支配されていたし、鹿島の中盤はうまいなと思う。後手後手になって、もう少しコンパクトにやりたかったけど、(2トップは)2人とも速いので、出し手に寄せられないと、ラインを下げざるを得ない」
―次の東京V戦が大事だが?
「尻に火が付いた。残り少ないし、もう落とせない。しっかり反省して次につなげたい。今日の試合は後ろから見ていて、中、中に固まっていた。サイドで数的優位をつくれればよかったけど、それを今日はやられていた。それは鹿島に教えてもらったこと。次に生かしていきたい」

(取材・文 西山紘平)

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