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個人タイトル3冠達成!マルキーニョス「幸せな気分」

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 「2008Jリーグアウォ-ズ」が22日、都内で開催され、鹿島アントラーズのFWマルキーニョス(32)が最優秀選手賞(MVP)、ベストイレブン、得点王の個人タイトル3冠を達成した。01年シーズン途中に初来日し、東京Vに加入。その後は横浜FM、市原(現千葉)、清水でプレーし、07年シーズンから鹿島に移籍した。5クラブ目、来日8年目で大輪の花を咲かせたマルキーニョスにとって、得点王もベストイレブンも、もちろんMVPも初の受賞。「今はとても幸せな気分。日本に来たときから、こういう賞をもらうために努力してきた。少しずつの努力の積み重ねで、こうした賞をもらえたと思う」と満面の笑みで喜んだ。

 今季は8月から10月にかけて7試合連続ゴールの偉業を達成するなど、21のゴールを積み上げた。天性の得点感覚と決定力でチームをけん引。マルキーニョスなくして鹿島の連覇はなかったと言っても過言ではなかった。「チームメイトに感謝したい。彼らの力がなかったら、この賞をもらえなかった」と仲間に感謝したエースは「得点王争いに絡んだ他の選手にも感謝したい。みんなが得点王になるために一生懸命プレーした。来年もみんなと競って、また得点王になれるように頑張りたい」とライバルにも敬意を表していた。

 「今年、こうしてMVP、ベストイレブン、得点王になったことで来年はもっと苦しいシーズンになると思う」。さらなる徹底したマークが予想される来シーズン。それでも「この3つのタイトルを維持するために努力しないといけないし、そのための練習をしていきたい。満足せずにやっていきたい」と、どこまでも貪欲だった。

<写真>個人タイトルを総なめにした鹿島FWマルキーニョスが満面の笑みを見せる

※Jリーグアウォーズ受賞者一覧はコチラ

(取材・文 西山紘平)

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