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またしても…、フィンランド戦視聴率は9.4%

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 TBS系で4日に放送された国際親善試合・日本vsフィンランド(後19:15~)の視聴率は9.4%(関東地区)だったことがビデオリサーチの調べで分かった。
 08年最後の試合となったW杯アジア地区最終予選・カタール戦(11月19日01:10~、アウェー)の平均視聴率が10.0%、アジア杯予選・イエメン戦(1月20日19:20~、ホーム)の視聴率は10.8%だったことを考えると、低い数字となった。また、11日・豪州戦の前売り入場券が完売しているのとは対照的に、フィンランド戦の売り上げは苦戦。最終的に観衆は34532人といまいち関心が低かったことも一因とみられる。

 小さくて見づらいかもしれないが、上の折れ線グラフは、「ジーコジャパン」と「岡田ジャパン」におけるW杯予選の平均世帯視聴率のデータである。これを見てもらえば分かるように、「ジーコジャパン」時代のドイツ大会予選と、現在の「岡田ジャパン」の南アフリカ大会出場への注目度の違いが見てとれる。
 図中の「青い線」は、「ジーコジャパン」のW杯予選・視聴率推移である(以下に詳細を明記)。
○印は1次予選で、左から、
・オマーン戦(28.7%、ホーム)
・シンガポール戦(20.6%、アウェー)
・インド戦(17.2%、ホーム)
・インド戦(19.3%、アウェー)
・オマーン戦(20.0%、アウェー)
・シンガポール戦(13.3%、ホーム)
□印からは最終予選で、
・北朝鮮戦(47.2、ホーム)
・イラン戦(37.9%、アウェー)
・バーレーン戦(40.5%、ホーム)
・バーレーン戦(23.8%、アウェー)
・北朝鮮戦(43.4%、アウェー)
・イラン(26.0%、ホーム)

 一方、「赤い線」は、「岡田ジャパン」のW杯予選・視聴率推移である(以下に詳細を明記)。
○印は3次予選で、左から、
・タイ戦(17.7%、ホーム)
・バーレーン戦(11.6%、アウェー)
・オマーン戦(15.2%、ホーム)
・オマーン戦(18.3%、アウェー)
・タイ戦(16.0%、アウェー)
・バーレーン戦(16.4%、ホーム)
□印からは最終予選で、
・バーレーン戦(8.4%、アウェー)
・ウズベキスタン戦(16.3%、ホーム)
・カタール戦(10.0%、アウェー)

 このようにグラフにして比較すると、特に最終予選に関しては、「ここまで違うか…」と途方に暮れてしまう。しかし、11日の豪州戦(横浜国際)は、最終予選では昨年10月15日(ウズベキスタン戦)ぶりとなるホームでの試合。チケットも完売しており、注目度は高いはず。岡田ジャパンの勝利とともに、メディアに関わる人間としては、視聴率にも期待したい。

(文 山口雄人)

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