beacon

バーレーン代表・マチャラ監督会見要旨

このエントリーをはてなブックマークに追加

 明日28日にW杯アジア最終予選・日本戦(埼玉)を戦うバーレーン代表が27日、試合会場の埼玉スタジアム2002で公式練習を行った。以下、バーレーン代表、ミラン・マチャラ監督の前日会見要旨

<バーレーン>
●ミラン・マチャラ監督
「両国にとって非常に重要な試合になる。我々、そして日本がどのような状況にいるかは分かっている。(2月11日の)日本とオーストラリアとの試合が大変な試合だったことも分かっている。
 W杯予選は後半戦に入った。我々のグループは2つに分かれていると思う。ひとつはオーストラリアと日本。そしてもうひとつはバーレーン、カタール、ウズベキスタンのグループだ。明日日本が勝てばその2つのグループははっきりと分かれるはずだ。ただ、ワールドカップ予選はそれで終わりではない。グループ3位になることでプレーオフに行くこともできる。だから我々にとって明日の試合は重要になる。

 私は日本に敬意をもっているし、日本のリーグの質の高さに関しても尊敬している。過去に日本に勝ったことは小国のバーレーンにとっては歴史的なことで私自身誇らしかった。でも明日はまた0-0から始まる。持っている力を最大限出して戦うだけだ。
 私たちのスケジュールは過密だ。我々は明日日本と戦った後、4月1日にバーレーンでカタールと戦わなければならない。(28日に)ウズベキスタンとアウェーで戦ってからバーレーンへ移動するカタールに比べて、我々は移動距離が長い。ここ数日は非常にタフなスケジュールとなっている」

―1月のアジア杯で勝ったことはどのくらいの自信となっているか?
「過去に勝ったことはバーレーンにとって歴史的な勝利だったが、あれは別の試合です。過去の試合を忘れて試合しなければならない。
 バーレーンは6月16日か17日かの(最終予選)最終節の時点でW杯に行くことのできる可能性があるかどうかが重要だと思っている」

―練習を一部非公開としたのはなぜか?明日は何かサプライズがあるのか?
「何分公開すれば満足するのか? 今日は30分公開したが45分にすれば満足するのか? カメラマンが撮影する時間は十分にあったはずだ。ある代表は全面非公開。我々にも確かに秘密はあるが、(日本に比べれば)公開していたと思う」

―MFアブドゥラ・ファタディ選手が足を引きずっていたようだったが、万全ではないのか?
「みんな心配をしているが、誰もケガはしていない。本当にケガをしていればバーレーンに残している」

―明日の試合のポイントは?日本人選手で警戒している選手はいるか?
「チーム全体を注意している。ただ、ナンバー1のリーダーは中村だ。スコットランド人以外であれだけのフィジカルと技術を発揮していることはヨーロッパ中が驚いていること。あとCB2人は能力が高く、MFは3人が海外でプレーしている。(海外で)続けて試合に出ているというわけではないが、非常に強いプレーヤーだと思う」

―主力数人が来ていないのはなぜか?
「代表レベルにない選手は連れて来ていない。連れて来た18人で自信を持って戦う。
 (日本はバーレーン戦のみだが)我々は4月1日にもう1試合戦わなければならない。日本の岡田監督は今回4人の海外組を呼んでいるが、バーレーンは13人がカタールとクウェートでプレーしている。ただ、彼らはFIFAの規定で数日間しか呼べない。週末に試合のあった選手が日本へ来て43分間トレーニングして、1時間かけてスタジアムに来てホテルに戻るようなスケジュールでは、いいコンディションで試合に出場することができない。短時間しか呼ぶことができないという中で、我々は戦略を練っていかないといけない」

―昨年来日したのは6月だったが、3月の日本の気候はどうか?
「日本に入って素晴らしいトレーニングをすることができている。少し肌寒いが、選手は走って汗をかくし、選手にとっては(暑いよりも)この方がいい」

(取材・文 吉田太郎)

TOP