浦和レッズのFW原口元気(17)が14日に行われるU-20日本代表候補合宿(20-22日、静岡県)のメンバー発表を前に、合宿参加に難色を示した。
　14日付のスポーツニッポンの記事によると、「今の目標はチームで先発すること。代表のことは意識していないし(合宿で)チームを抜けて練習に参加できないことは僕的には良くない。レッズに集中したい」と話したという。信藤チーム・ダイレクターは「正式に(招集の)連絡が来てから、本人、監督と話をすることになる。大事なのは選手の将来」と説明した。
　原口は12日の名古屋グランパス戦でクラブ史上最年少となる17歳11カ月3日でプロ初ゴールを決めるなど、ルーキーながらもチームの攻撃の一翼を担う存在になりつつある。試合に出場するごとに、本人も手応えを感じているに違いない。だからこそ今は代表よりもチームでの定位置獲得が重要なのだろう。
　U-20日本代表候補合宿メンバーの発表は14日。超新星を巡る日本サッカー協会と浦和の決断に注目だ。

(文 山口雄人)