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後半3発!川崎Fが首位・浦和に逆転勝ち

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[5.10 J1第11節 浦和 2-3 川崎F 埼玉]

 J1は10日、第11節2日目4試合を行い、埼玉スタジアム2002では9戦不敗で首位の浦和レッズと暫定13位の川崎フロンターレが激突。川崎Fが北朝鮮代表FW鄭大世の決勝ゴールで3-2で逆転勝ちした。

 ホームの浦和は右足首痛のMFポンテが欠場。前節の柏戦で決勝ゴールを決めたFWエスクデロ・セルヒオを右MFで先発させる4-5-1システムをとった。GKは都築龍太で4バックは右から山田暢久、坪井慶介、田中マルクス闘莉王、細貝萌。ダブルボランチが鈴木啓太と阿部勇樹、トップ下が山田直輝で原口元気が左MF。1トップはエジミウソンが務めた。
 一方、今季リーグ戦での連勝が一度もない川崎Fは鄭とジュニーニョを2トップに配置する4-4-2システム。GKが川島永嗣で4バックは右から森勇介、菊地光将、寺田周平、村上和弘。中盤の底の位置に横山知伸と谷口博之が入り、右MFが中村憲剛、左MFがヴィトール・ジュニオールだった。

  勢いの差か、前半試合を支配していたのは浦和だった。ミスの少ないパス回しでアタッキングエリアまでボールを運び、局面では山田直とエスクデロのワンツーや細貝のオーバーラップなどでスピードアップ。エスクデロがフィジカルの強さを生かしたボールキープを見せるなど川崎Fを押し込んでいく。川崎Fの寺田が負傷退場(井川祐輔に交代)した直後の26分には闘莉王の右クロスに走りこんだ山田直が決定的なヘディングシュート。そして31分には、エスクデロの左CKに頭から飛び込んだエジミウソンのヘディングシュートがゴール右ポストを弾いてゴールラインを越えた。

 守備の柱・寺田の突然の交代、そして先制点献上と今季アウェー戦未勝利の川崎Fとしてはまたもや苦しい展開。だが、この後強引に同点ゴールを取りにいき、流れを自らへ傾ける。33分、中盤でパスカットした横山が右前方のヴィトールへパス。ヴィトールが相手右SBの裏へスルーパスを送ると走りこんだジュニーニョの右足ダイレクトシュートがゴールポストをかすめた。さらに41分にはアタッキングエリアにするすると上がってきた菊地が強烈な右足ミドル。こぼれ球を拾った鄭が左足で押し込もうとしたシュートは、好反応を見せた都築が片手でキャッチしたが、決定機をつくりだしていた。

 そして川崎Fの勢いは後半一気に加速する。まずは村上に代えてFWレナチーニョを投入した直後の12分だ。選手交代によって左SBへポジションを移していた森が左サイドからPAの鄭へパス。鄭がダイレクトで後方へ落とすと走りこんだジュニーニョが右足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。
 浦和はその後、勝ち越し点を狙ってFW高原直泰(←原口)を投入。そして負傷したエスクデロに代えてMF高橋峻希を投入した直後の19分、PA左サイドで粘った高原が右横の阿部へパス。そして阿部が落としたボールを闘莉王が左足でゴールへ突き刺し、再び勝ち越した。

 だがこの日の川崎Fはそれでも止まらない。26分、右サイドを突いたレナチーニョからのパスをPAで受けたジュニーニョが闘利王に倒されPKを獲得。これをレナチーニョが右足で沈めると、31分にはカウンターから左サイドを突いたレナチーニョが相手の厳しいプレッシャーに倒れこみながらも中央へラストパス。そこへフリーで走りこんだ鄭が右足でゴールを破り、逆転した。
 この逆転に成功した川崎Fはロスタイムにヴィトールが退場(警告2枚)しながらもゴールを死守。浦和は46分に闘莉王、48分には坪井がヘディングシュートを放ったが同点ゴールを奪うことができず2-3で試合終了。開幕戦以来の黒星を喫した。

<写真>決勝点を決めた川崎F・FW鄭大世
(取材・文 吉田太郎)

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