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中田浩二が復活「本当に長かった」

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[5.16 J1第12節 柏1-2鹿島 柏]

 鹿島アントラーズのMF中田浩二がピッチに帰ってきた。16日の柏レイソル戦で、後半19分から途中出場。退場処分になったMF小笠原満男の穴を埋めた。

 「長かった。本当に長かった」。離脱中の苦労を思い出すように言った。実に昨年10月1日(大宮アルディージャ戦)以来となる公式戦出場。右膝軟骨の除去手術を受け、長いリハビリ生活を続けてきた。今季は第9節からサブメンバーとして登録。そしてやっとこさ実戦復帰にこぎつけた。10人での戦いを強いられた中で、ボランチに入り失点することなく舵を取った。「膝は万全ではないがやれる手応えは感じている。あとは監督の判断次第」と復帰戦の感想を語った。オズワルド・オリヴェイラ監督は「彼の実力は皆さんもご存じの通り。彼の復帰が心配だったし待ち遠しかった。先発で使えるような状況になってほしい。そう信じている」と期待を込めた。

 そのコメントを受けて中田は、「出場時間も少しずつ伸びていければいい。ずっと外から見てチームに対して感じていたことを、ピッチの中で出していきたい」。そう言って意欲を燃やした。中田の09年がいよいよ回り出した。無理せずに、今年は完全燃焼して欲しい。

(取材・文 山口雄人)

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