beacon

[高校]浦和ユースが流経大柏に完勝!!本田監督は「自滅した」(プリンスリーグ関東)

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.1 JFAプリンスリーグ関東1部第1節 浦和ユース 2-0 流経大柏高 埼スタ第2]

 未開催だったJFAプリンスリーグ(U-18)関東1部第1節が1日、埼玉スタジアム第2グラウンドで行われ、浦和ユース(埼玉)と流通経済大柏高(千葉)が対戦。試合はリーグ8位の浦和が、5位の流経大柏を90分間圧倒。FW礒部裕基とMF石沢哲也のゴールで2-0で勝利した。

 「練習でやっていることを出して勇気を持っていけ」。堀孝史監督がそういって選手を送りだすと、浦和は前半からフィールドを広く使って細かいパスで試合を組み立てた。MF池西希主将、パスに長けたMF鈴木大輝の両ボランチが、切れ込み屋のMF矢島倫太郎や礒部に素早く配球。中盤のポゼッションで流経大柏を制圧した。0-0で迎えた後半1分、浦和が先制に成功した。矢島が右サイドからPA右に入れると石沢がゴール前中央にパス。受けた礒部がゴール左に蹴り込んだ。すると同23分には、右クロスからゴール前で混戦となった球を、最後は石沢が蹴り込みゴール中央に追加点。2-0で完勝した堀監督は、「クラブユース選手権の出場権を逃した悔しさをバネに、よくまとまりをみせてくれた」と選手たちを労った。

 一方、流経大柏は良いところが出せず苦しい展開。「連動もなく1人がボールをとって攻撃にスイッチを入れても、フォローがなかった」。本田裕一郎監督がそう振り返ったように、中盤を支配され、単調な攻撃が続いた。前半17分にはカウンターから、FWグレイブス・ジョシュアの縦パスにFW宮本拓弥がクロスを入れたがフォローがなく、数少ないチャンスを潰してしまった。90分間、攻撃には精彩を欠いた。「ドルブルもパスもない。激しさもない。相手がどうこうというよりも、完全に"自滅"です。次は御期待に添えるようなゲームをして出直します」。

 高円宮杯08年王者・浦和と07年王者・流経大柏の一戦は、浦和に軍配が上がった。

<写真>2-0の完全勝利を喜ぶ浦和ユースイレブン

(取材・文 山口雄人)

TOP