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シャルケのマガト、菊地獲得意思は2年越しの思い

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 6月30日付ドイツ・ビルト紙では、元イエナ(ドイツ3部)の菊地直哉がシャルケ04のフェリックス・マガト監督のもとで、29日よりテストプレイヤーとして練習に参加していると報じている。練習参加の件はゲキサカでも報じた。
 ビルト紙は以下のように報じている。

<<マガトはNaoya Kikuchiを決して忘れていない。マガトは07年、ボルフスブルク監督時代にチームのトレーニングにこの日本人を招待した。この人物は今週の月曜日より守備的MF候補として、シャルケの練習に加わっている。シャルケでは、守備的MFをこなせる選手がいないからだ。エルンストはイスタンブールへ、オルランド・エンヘラールはPSVへ行ってしまった。

(中略)

 菊地は07年、彼の故郷で少女への淫行の疑いで逮捕されている(県青少年環境整備条例違反(淫行)の疑い)。法的には彼は釈放されたが(起訴猶予処分)、日本サッカー協会は彼を1年間の出場停止とした。>>

 その後、菊地はドイツに渡り、ボルフスブルク他練習参加を経て最終的には当時2部のイエナに加入。

 07年当時のマガトは菊地に対して「彼は才能を持っている」と高く評価。ボルフスブルクのBチーム(3部リーグ)でプレーさせようとしたが、記事によると、当時の育成部長兼Bチームの監督ビリー・クロンハルト氏が菊地を評価せずにイエナへ渡ったという経緯がある。
「彼を獲得したかったが、クロンハルトは違う意見を持っていた」とコメントしているマガト。2年越しの思いで、今度こそ菊地を獲得するだろうか?

<写真>ドイツ・ビルト紙のWEBサイトに掲載された記事。刺激的な見出しが躍る

(文 福岡正高)

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