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[ユニバーシアード]日本、イギリス破り銅メダル獲得!永井が得点王に

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[7.10 ユニバーシアード3位決定戦 日本 1-0 イギリス ベオグラード]

 ユニバーシアード日本男子代表は10日、第25回ユニバーシアード競技大会サッカー競技(ベオグラード)3位決定戦で、イギリスと対戦。FW三島康平(4年=駒澤大)の決勝ゴールで1-0で勝った。優勝は決勝でイタリアを破ったウクライナ。日本はフェアプレー賞を獲得し、また予選リーグで7得点を挙げたFW永井謙佑(3年=福岡大、福岡特別指定選手)が得点王を獲得した。

 準決勝でイタリアに惜敗。優勝を逃した日本だが、メダル獲得という新たな目標に向けて3位決定戦でイギリスと戦うことになった。大柄な選手の多いイギリスに対し、秋田浩一監督(駒澤大)は高橋秀人(4年=東京学芸大、F東京特別指定選手)、DF内野貴志(3年=びわこ成蹊スポーツ大)という上背のあるダブルボランチを起用して、中山友規(4年=駒澤大)、山村和也(2年=流通経済大)の両CBをカバーさせようと考えたという。
 結果、中盤は中町公祐(4年=慶應義塾大、前湘南)がトップ下に入り、三平和司(4年=神奈川大、08年湘南特別指定選手)、山田大記(3年=明治大)が両サイドに張って三島が1トップというシステムになったが、今大会初めて試したというこの形が効果的に機能。内野のシンプルなボールさばきに、高橋、中町がスピーディーにポジションをスイッチしつつ前線に絡む攻撃は、立ち上がりからイギリスを圧倒することとなった。
 そして前半31分、GKからのボールを中町が左に流し、それを受けた山田がドリブルで突破。中央にボールを送り、これを三島が飛び込んで先制点をゲット。その後も日本は危なげない試合を展開。「後半に畳みかけようと思ったが、相手もウチも疲れてしまった」(秋田浩一監督)という誤算はあったものの、イギリスに得点を許さず1-0のまま試合は終了。日本は史上初となる銅メダルを獲得した。

<写真>前半31分、先制ゴールを決めた三島(左)を中町が祝福
(取材・文 飯嶋玲子)

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