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[日本クラブユース選手権(U-18)]耐えたC大阪U-18、ラッキーな決勝点でCY日本一に

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[8.2 日本クラブユース選手権(U-18)決勝 C大阪U-18 1-0 F東京U-18 ニッパ球]

 第33回日本クラブユース選手権(U-18)は2日、神奈川県のニッパツ三ツ沢球技場で決勝が行われ、延長戦の末、1-0でセレッソ大阪U-18(関西2)がFC東京U-18(関東3)に勝利。13年ぶりの優勝を飾った。

 優勝した96年以来の決勝進出を果たしたC大阪と連覇を狙う王者・F東京との110分間の激闘。昨年のJユースカップ準決勝で対戦している両雄の戦いは前回の勝者・C大阪が再び制した。

 前半から相手ゴールを脅かす場面をつくっていたのはF東京だった。4分、縦パスを好トラップしたU-18日本代表候補FW重松健太郎が左サイドのゴールライン際から絶妙な折り返し。スピードに乗って飛び込んできたMF梅内和磨がDFを置き去りにして中央へラストパスを送る。だが前半最大の決定機は、FW山口潤のシュートがクロスバーの上を越えて先制の好機を逃す。
 F東京は13分にも相手PA近くでボールを奪ったMF年森勝哉の左足シュートがゴールを捉え、37分には重松が自ら獲得したFKから右足を一閃。ゴール正面左寄り、約30mの位置から放たれた強烈な一撃は、鋭く落ちてクロスバーを直撃した。
 
 敵陣にできたスペースを徹底的に狙うC大阪は、右MF道上隼人の縦への突破やU-17日本代表DF杉本健勇のロングスロー、CKなどで何とか相手の守備に穴を開けようとするが、堅守のF東京を崩すことができない。42分にはカウンターからU-18日本代表FW永井龍が抜け出すが、懸命に戻った相手MFの前にシュートまで持ち込めなかった。

 両チーム無得点のまま迎えた後半も攻撃を仕掛けていたのはF東京。重松を起点に、サイドの局面で相手を崩すなど得点機をつくり出した。対してC大阪は187cmの長身DF杉本を前線へ上げ「攻撃型シフト」へチェンジする。左サイドを駆け上がったU-20日本代表候補DF扇原貴宏からのクロスがゴール前に入る場面もあった。その後めまぐるしくポジションチェンジを行い、何とか相手のリズムを崩そうとするがU-17日本代表CB廣木雄磨らF東京守備陣は相手の攻撃を冷静に跳ね返していく。

 U-18日本代表DF阿部巧が左サイドをえぐるなどチャンスをつくるものの1点が奪えないF東京。後半30分にはゴール正面左サイド、PAやや外で得たFKを再び重松が右足で狙う。ただ、このシュートもクロスバーを叩き、どうしても1点を取ることができなかった。
 
 試合はこのまま延長戦へ突入。その後半3分、C大阪は右サイドからロングスロー。ニアサイドでクリアしようとしたF東京DFの頭をかすめたボールはそのままファーサイドのゴールネットへ吸い込まれ、劣勢を耐えたC大阪が試合を動かした。先制されたF東京はこの後猛攻を仕掛けるが、年森のFKが三度クロスバーを弾き、試合終了間際には重松の左クロスに途中出場のFW前岡信吾が飛び込むもわずかに合わなかった。
 そして直後に試合終了の笛。扇原や最終ラインへ戻った杉本、GK一森純を中心に守ったC大阪が雨中の熱闘を制し、クラブユースチーム日本一に輝いた。

(取材・文 吉田太郎)

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